和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第314話 】
2014年 06月 27日 談

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昨日に引き続きニューヨーク個展開催の打ち合わせがグリフィス教授、野口美智子先生を交えて行われました。

ここに来てようやく個展の全体像が見え始めてきました。昔から「段取り八分、仕事二分」という言葉がありますように、”段取りをしっかりすればもう全てが済んだようなものだ”の意味だと思いますが、やはり、入念な打ち合わせが成功の道へとつながることには違いありませんね。まして海外での個展開催ですから尚更のことです。スケジュール等については今後も会合を重ねながら充実させていきたいと思っています。

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グリフィス・フォーク 仏教学博士

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文房流晴心会野口支部・野口翠智先生

和尚にはまだまだ夢があります。それは、子供の頃から大好きだった墨絵の大作を制作することです。いつの日か500号ぐらいのダイナミックな墨絵を書いて、和尚の遺墨としてお寺に残しておきたいと考えています。何をやるにしてもそうですが、極めて体力を必要としますから大作の制作も早くやらねば気力も体力も日々衰えていきます。ニューヨークでの個展を契機に一気に大作の創作活動に入りたいと願っています。

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サラ・ローレンス大学で開催される御茶会の日程などについて打ち合わせをされている様子

そのような打ち合わせとは別に、お寺はゆったりと時を刻んでいるようです。お祭りは終盤に入っており、間もなく千秋楽を迎えます。境内の草木もお花も鳥たちも人々の呼吸に合わせるかのように初夏の風情の中、楽しんでいるように思います。全国的には異常気象の様相を見せている状況の中、大安禅寺はこの一か月間、穏やかな日和に恵まれました。これも偏に、神仏の御加護また御先祖の御霊のおかげと感謝するばかりです。英国の作家サミュエル・スマイルズの言葉「天は自ら助くる者を助く」の言葉を信じたいと思います。努力あるものには幸あれということでしょうか。「天知る、地知る、我知る」ですね。何事も努力の精神は平等にその恩恵が分け与えられていくことを感謝の心とともに感じ取っていきたいと思うものです。友峰和尚より

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