和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第951話 】
2016年 03月 26日 談

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歌手・森山直太朗さんの歌「さくら」が、皆が歌う全国小中高学校の卒業式歌第一位となったそうですが、和尚の卒業式の時に歌ったのは確か「蛍の光」や「仰げば尊し」で、随分と今どきの歌とは趣の違った感が有ります。しかし歌曲はどうであれ、卒業式だけはいつの時代に有っても格別なもので、特に子供達の歌う姿には今でも共感を覚え涙する始末。また間もなく四月を迎えますと、今度は一変して新しいランドセルを背負ったピカピカの一年生の登校する姿が初々しくも微笑ましくて思わず笑みがこぼれてしまいます。毎年繰り返される光景ながらこの時期の風物詩でも有る卒業式と入学式の学生の姿には希望を感じさせてくれるものです。そう言えば、此のところの急速な少子化で多くの小学校が閉校を迫られているとか、こちらは寂しい限りです。悲喜こもごもの卒業式に入学式、子供達の無事成長を願うばかりです。春休みに入って街なかには学生たちの姿を多く見かけるようになりましたが、孫達も春休みを利用して間もなく福井にやって来ます。子供達にとっても、春休みは他の休みとは違って一番羽を伸ばす特別なものなのかも知れませんね。

DSC07450 (500x375)さて、今日の午後からは卑山にて年忌法要が営まれました。最近ではお寺での法要が増えて来ましたが、お寺には「御利益」がありますので一人でも多くの御親族皆様ご一緒にお参りして頂きたいと思います。

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穏やかな早春の堂内に響き渡る読経の声がいっそう、春を呼び込んでいるようでした。友峰和尚より

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