和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第885話 】
2016年 01月 20日 談

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寳勝寺 雪に包まれた中庭

皆様お元気にお過ごしでしょうか? 心配された北陸地方の大雪もどうやら峠を越えたようで、今日は晴れ間も見える穏やかな一日となりました。午前中は兼務寺院瑞光寺での法務にあたりましたが、法務終了後は年末に痛めた椎間板ヘルニアの治療のため川北整形外科医院を訪ね、治療を受けた後は大事を取って休養しました。皆様の中にも長年、腰痛や関節痛で闘病生活をされている方がおられるかと思いますが、和尚の場合は平成6年の涅槃会の準備の折、花団子を作る為に重さ100キロほどある石臼を小屋から一人で運んだのが原因で、その後ヘルニアを発症し、その年の11月から3カ月間入院を余儀なくされました。勿論原因はそれのみではなく、昭和56年の豪雪の雪下ろしや、日頃多くの農作業を通して腰を酷使してきたことも椎間板ヘルニアの原因になって来たと思います。

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屋根からの落雪を避ける三角フードが活躍中

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もはや尋常ではない腰の今の状況ですが、最後の治療方法である手術を避けて「腰の牽引」という方法でこの20年間、何とか持ち応えてきました。これまでに何度となく立ち上がれない程の腰痛に襲われながらも「牽引方」を信じて腰と付き合ってきたわけですが、現在腰痛で苦しんでおられる方が有りましたら一度是非この「牽引方」を試して頂きたいと思います。腰は身体の「肝心要(かんじんかなめ)」の場所故、極めて丁寧な対応が必要かと思います。どの医学書を見ても、椎間板ヘルニアの治療に「腰の牽引」が最有力であるとは書かれていませんが、和尚の経験からして「腰の牽引」こそが最高の治療方法だと結論付けています。当然のことながら医師の判断も必要ですしブロック注射や痛み止めの薬も必要ですが、それらと組み合わせながらの腰の牽引をすることが自然な形で元に戻す有効な手立てと思います。病状によって治療法は違うとは思いますが、和尚はひたすら「牽引方」で今も尚、腰痛と戦っています。参考まで。話が長くなってしまいましたが、腰痛治療だけはどうやら長~いお付き合いが必要のようですね。友峰和尚より

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