和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第848話 】
2015年 12月 14日 談

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「 福 日 」 /  越前和紙

法要から一夜明けて今日も爽やかなお天気となりました。日本において、その日のお天気の状態が挨拶代わりとなるのもうなづけるものです。世界では国が変われば気候もずいぶんと違うもので、一年中雨の降らない所や、突然スコール的大雨に見舞われる所も有ったりしますから、気候が挨拶代わりにはなり得ないのかもしれません。我が国のように、四季の移り変わりがある事が極めてデリケートにその日の気分を伺う挨拶代わりになるのは、とても素敵なことだと思います。北陸地方はこれから一段と厳しい気候となるだけに、今日の快晴は心から嬉しいと感じるものです。

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何者!? / 大安禅寺 鐘楼にて

さて、寶勝寺の法務も無事に終了して少しの時間を頂き自坊の大安禅寺に戻りましたが、なんと「お猿さん」が鐘つき堂で和尚を迎えてくれるというハプニングが起こりました。と言いますのも、来年の干支が申年で、いま一生懸命に申の干支色紙を描いている最中なだけに、いちど本物の猿を見てみたいと思っていた矢先の出来事でした。

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急いで激写しました!

村の噂では「猿がいる」と聞いてはいましたが、今日ははっきり確認しました。お猿さんは神の使いと聞いていますから、きっと「縁起がいい」出来事だと思いました。しかしあまりにも大きなお猿さんだっただけに、観光客の皆さんに危害を加えないか心配です。

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さて、「去る者は追わず」ですか? それとも「猿も木から落ちる」ですか? いやいや「何にも思わざる」が一番のようです。明日から猿の干支色紙描きに専心します。お猿さんの顔が真っ赤っかだったのが印象的でした。友峰和尚より

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