和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第703話 】
2015年 07月 22日 談

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昨日は思わぬ事で大相撲名古屋場所を観戦致しましたが、今日は愛知県美術館で開催されている「片岡球子 生誕110年記念展」を鑑賞して無事に自坊・大安禅寺に戻りました。ハードスケジュールでしたが作品を通して約60年ぶりに片岡球子先生にお会いした気分になりました。

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不思議なもので作品を見ているうちに、和尚の遠い遠い昔にタイムスリップしていました。当時は和尚もまだ6歳でしたから、片岡先生がどのような方かは全くに知りませんでした。今日、作品と接しながら、先生の人となりを思い出すことが出来ました。「凄い方だったんですね!」 思い起こすに、とても物腰の柔らかい方で、和尚をよく可愛がって下さいました。「友峰ちゃん!」と言って、当時とても高価だったと思われるオモチャなどを買って下さいました。展示されている沢山のスケッチブックを見ながら、その並々ならぬ努力を感じ取ることが出来ました。

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大相撲と片岡球子先生の絵画、2日間に渡ってダイナミックなエネルギーを頂きました!「ごっつあんです!」「押忍!!」。先般のNHK東京の取材に始まって今日でようやくひと区切りとなりましたので、今後は再び法務に専心です。和尚の「ちょっといい話」ですが、昨日の大相撲観戦はまことに不可思議な展開でした。昨日の大一番、「白鵬 対 栃煌山」の一戦を見てみたいと願っていたことが図らずも現実の事となり、本当に嬉しく思ったものでした。入場券購入にご協力くださった「ハイクラスの会」の廣瀬様、前川様には厚く御礼申し上げます。皆様!!やはり「念ずれば花開く」でした。相撲も絵画もどちらも勝負の世界です。勿論「自分との勝負」です。お相撲さんの背中から発せられる気合みたいなものや、絵画から伝わるエネルギーみたいなものが、和尚にとって本当に勉強になりました。寺に戻れば、これまた一大勝負の大仕事が待っていました。これから始まろうとしている「大安禅寺諸堂全面修復平成大工事計画」も、考えてみれば故人の遺産でもあります、大作品を後世に残すための大プロジェクトであると感じました。友峰和尚より

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パリ個展でお世話に成りました、マーク様ご夫妻が来山されました

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