和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第607話 】
2015年 04月 17日 談

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『「後期高齢化社会」は「高貴高齢化社会」と書くと、高齢者の方も元気が出るでしょう!』と、ある御婦人が和尚に進言してくれました。なるほど!何事もプラス思考で前向きに考えた方が元気に居れそうですね。「和尚、74歳近くになると、何もかもが嫌になるよ。」ってある御方が言っておられましたが、和尚自身もその年齢に近づき、理解できるようになって来つつ有ります。

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なにが嫌な気分なのかと分析してみれば、たぶん、「人生の終焉」を宣告されたような気分になるという事だと思います。そこで和尚は思います。「年齢は年0(れい)! だから常に、ゼロだと自覚しましょう!」すなわち「今が大切、今を生きよ!」しかありませんね。少し強がって言ってみましたが、流石に和尚も身体の衰えとともに、精神的耐久力低下も否定できない今日この頃。「老後をのんびりと過ごす」為にも、まずは健康管理が一番大切と結論付けました。この歳まで健康にこれたのも偏に母のおかげです。健康に産んでくれたことに感謝します。明後日に亡き母の三回忌法要が営まれますが、心から感謝の真を捧げたいと念じます。友峰和尚より

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