和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第579話 】
2015年 03月 20日 談

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「涅槃団子」と呼ばれているこのお団子、最近ではずいぶんと珍しい物になって来ていますが、それでもいまだに、それぞれのお寺で昔ながらの伝統的作り方を継承しつつ御供え物として作られています。大安禅寺の涅槃団子も、恐らくは約400年に渡って代々引き継がれて来たものと思われます。昔、物の無い時代にあっては、五色のお団子はとても珍しい貴重なお菓子的存在であったようにも思われます。御先祖への報恩の供養と共に、法要を通して参詣者の皆さんが御供え物を楽しんでいたのかも知れませんね。
そんなことを想像しながら今年のお団子の出来栄えを見て楽しみました。

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和尚も毎年、色々と工夫を凝らして模様を変えてみるのですが、さて皆さん、今年のお団子の図柄は如何でしょうか?ハートの形をしたものや、サイケデリックな模様など色々有ります。大安禅寺の涅槃彼岸会と寶勝寺の彼岸会にはこのお団子を御仏前に沢山お供えし、法要終了後、参詣いただきました皆様にお分けしたいと思っています。涅槃団子を頂く事は、御釈迦様の御加護と天地宇宙の御利益有りとの言い伝えがありますから、今後も頑張って後世に伝えて行かなければなりませんね。話は変わりますが、「涅槃」という言葉はサンスクリット語の「ニルバーナ」から来ていて、その意味は、「吹き消す」いわゆる『心の「安心」』を言い、また「彼岸」は「パーラミター」で、「川の向こう岸」すなわち「極楽浄土の御悟りの世界」を言うとあります。いずれも”心安らかに過ごす一日とす”という事になりましょうか。明日がお彼岸会です。どうか皆様、御先祖の御供養をして、家族の和合を願いましょう。友峰和尚より

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