和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第523話 】
2015年 01月 23日 談
大安禅寺では早朝より、臨海消防署主催の防火訓練が地元消防団も加わって実施されました。文化財防火デーに合わせての訓練ですが、卑山の建物はほゞ全て国指定重要文化財になっている事から、これまでにも数年に一度、大がかりな訓練が行われて来ました。本日は、消防隊員皆様の勇猛果敢かつ敏速な訓練行動を拝見し、心強く感じたものです。
境内に長く渡された消火ホース
文化財の緊急搬出訓練
新命副住職による消火器での消火訓練のようす
寺の職員による、消火器での消火訓練のようす
「注意一秒、けが一生」なる言葉では有りませんが、常日頃から火災防止については緊張感を持って努力を続けています。「火の車 作る大工は無けれども 己が作りて 己が乗りゆく」なんて世語が有りましたが、火災防止も同じく火が出てからでは手遅れ状態となりますから、まずは「脚下照顧」を心掛けたいと意を強くした訓練でした。
訓練終了後の住職挨拶
訓練後の所長様のご意見として、「大きな声で、火事だ!!火事だ!!と叫び知らせることが何よりも第一です。今日は、副住職の大声に感心いたしました」と。なるほど、大きな寺院を火災から守る為には、「大声を出す訓練」が肝要であることを知った訓練日となりました。さてさて、今日はサッカー・アジア杯準々決勝、日本対UAE戦が有ります。声を嗄らしてシドニー会場まで届くほどの大声で声援を送りたいと思います。ところで、声の大きい人に悪い人はいないそうですよ。そうなりますと尚更のこと、大きな声を出してご声援くださいね。友峰和尚より