和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第309話 】
2014年 06月 22日 談

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「歩々清風起こす」

「歩々清風起こす」

本日の文房流晴心会・野口翠智社中のお茶会のテーマです。

9時の献茶式に始まり、終日にぎわいを見せたお茶会となりました。

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 野口翠智先生とお孫さん

野口先生とは、33年に渡る御法縁を頂いています。生け花と御煎茶席を担当していただいているわけです。大安禅寺で初めて「重要宝物展」を昭和57年に開催して以来のお付き合いで、先生のお弟子さんもすでに三代目のお嬢様が御点前を披露されています。本当に長きに渡ってのご縁ですが、今回のお茶会に合わせてその記念に「枇杷の図」の掛軸を贈呈させていただきました。

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 「枇杷之図 ~歩々起清風~」

 

前々からの先生の御希望で、先般、金沢市・しいのき迎賓館で個展を開催したことを機に完成させた作品です。今年は10月にニューヨークでの個展開催が予定されており、野口先生始め社中の皆様も同行して下さるということでこの御法縁に和尚も感謝しています。

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「歩々清風起こす」とはまさにこのような御縁を意味した言葉で、毎年、野口翠智社中の華展と御茶会が開催されるたびに、先生をはじめとして社中の皆様の実に爽やかで礼儀正しい立ち振る舞いに接するとき、言葉を超えた心の洗われる心境になります。生け花も年々レベルアップを続けています。三代目の若きお弟子さんへと確実に文房流の極意が伝承されているようです。

ひと口に30年の御法縁と言いますが、振り返れば和尚も30歳代だったわけですから、随分と長い長いお付き合いですね。お茶の言葉に「淡交」という語がありますが、本当に、「風薫る」間合いでのご縁を頂いていたと思います。枇杷の実が一層実りを付けることを爽やかな風と共に祈念したいと思います。

社中の皆様、今日は本当に素晴らしいお茶席を披露していただき、心から感謝申し上げます。友峰和尚より

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【本日もたくさんの方々がご来山下さいました】

      12岐阜市より、伏重産業株式会社・伏屋広行様ご一行様 
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越前市より、長田製紙所の長田和也さまご一行様

 

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金沢市より北條直敬さまご夫妻 と 彦根市より辻哲夫さま

__ 1一宮市より、奥村さまご一行様

__ 2坂井市より、野口義博さま

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そしてこちら、渓仙舎前の境内にて”結び苔玉”を販売される、大安寺観光協会会長の藤田通麿さまです。

 

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大安寺地区で育った実生をひとつひとつ手作りされた、心身を浄化する”癒しの苔玉”

 

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大安禅寺檀信徒の中内豊さま
 

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大安寺観光協会の”結び苔玉”、大盛況でした。 たいへんおつかれ様でした!

 

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大安禅寺・世話方の宮田康孝さまです。 

 

 

 

 

 

 

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