和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第2102話 】
2019年 05月 21日 談

大安禅寺バラ園 の モッコウバラ

早朝の境内一帯は初夏の風情が満ちています。また全山の新緑の木々にも圧倒されます。花しょうぶや紫陽花も沢山の蕾をつけ、薔薇はすでに開花が始まり甘い香りを園内に漂よわせていました。愈々花の季節を迎えようとしている大安禅寺は諸堂修理工事が始まり、静と動が混在する日々となっているようです。

 

そんななか、本日は藤田通麿総代様と京都大本山妙心寺山内・雑華院様にご挨拶に参りました。この時期の京都駅は修学旅行生達で大混雑ですが、元気な子供達の姿は実に初々しく頼もしくさえ思うものです。大本山妙心寺山内は実に静寂で、参詣されていた外国人旅行者の要望に応じて写真に納まりましたが、シャッターの音が静けさの中に響いていました。

雑華院様では、華隠窟老大師猊下(かいんくつろうだいしげいか)奥様が丁寧に迎えて下さり、御礼のご挨拶を申し上げたのち帰路につきましたが、いつも門送下さる御姿には感謝の気持ちで一杯になります。

華隠窟老大師猊下と奥様、藤田総代とともに

和尚も古希を越え、相手に対する心境が一変したように感じます。相手が人であれ自然であれ物であれ、とにかく有り難く感じるのです。南無観世音菩薩も南無阿弥陀仏も南無妙法蓮華経もみな、ありがたし! ありがたし! 友峰和尚より

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870