和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1945話 】
2018年 12月 15日 談

庭木の冬支度 すいふよう

朝方の気温が1℃ですから、なかなか布団から抜け出せずいつまでも包まっていたかったのですが、今日は土曜日!早めの寺カフェオープンを目指し準備に入りました。暖房器具もフル回転したものの寒い一日となりました。今日は午後から団体のカフェ利用のお客様が来寺されるというので、要望の御朱印札を書くと共に引き続き干支色紙描きを続行! すでに百枚は越えたと思いますが、ここまで描くと眼の前に猪の残像が常に有り、まさしく猪と一体の日々が続いています。毎年そうですが、約百枚ぐらい描いた頃に突然、手が自在に動き出し、次第にオリジナルの図柄が描けるようになりますから実に人間の能力には驚かされます。要するに、頭脳の中ではイノシシが駆け巡っているのだと思います。

流石に腱鞘炎(けんしょうえん)的症状も表れ、チョツト一服しなければならない状態にも有ります。されども皆様に喜んで頂ける姿を脳裏に浮かべながらの干支色紙描き日課となっています。時々、縁者様のお宅にお伺いした時など玄関や居間に丁寧に飾られているのを見ると俄然元気が出るものです。近年は何かと世間をお騒がせをしている猪さんだけに、和尚の猪だけは福を呼び込む「意の獅子」で有る事を願っています! 友峰和尚より

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