和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1892話 】
2018年 10月 23日 談

「形見とて 何か残さん 春は花 夏ホトトギス 秋はもみじ葉」とはあの有名な良寛和尚の辞世の和歌です。この歌は永平寺開山・道元禅師の和歌「春は花 夏ホトトギス 秋は月 冬雪冴えて 涼しかりけり」を参考にしたものと思われますが、この時期の京都嵯峨野の紅葉は見事です!明日の午前11時より京都市・ハトヤ瑞鳳閣を会場に、愛媛県・傳宗寺住職 多田曹溪師を講師にお迎えして「滋賀北陸教区寺庭婦人会総会並びに研修会」が開催されます。和尚は教区宗務所長として出席する為、本日午後より妻と共に京都に向かいました。

大本山 東福寺の紅葉 (画像は大本山東福寺様の頁よりお借りしました)

研修終了後は大本山 東福寺を拝観する予定になっていますが、紅葉の名所として近年大人気となっており、特に外国人観光客の京都観光目玉スポットとして人気を博しているそうです。京都は紅葉の時期としては少々早いとのことですが、京都盆地特有の冷え込みから清水寺を始めとする有名観光地の紅葉はまさに絶景かな!絶景かな!の風景を見せてくれます。学生時代は仁和寺裏山に登り紅葉を楽しんだものでした。形見など何も残さなくても、自然の有るがままの景色ほど素晴らしいものは有りません。紅葉の季節です、大いに観賞したいものですね。友峰和尚より

紅葉 秋風に舞う 渓仙 書

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