和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1758話 】
2018年 06月 11日 談

2015年8月に撮影しました「日中友好の朝顔」

今年も「日中友好の朝顔」の季節がやってきました。これまでに多くの方々に朝顔の種をお分けし、その都度皆様からは開花状況のお知らせと共に素晴らしいお写真を送って頂きました。本年も寳勝寺で8月に「日中友好の朝顔を愛でる会」を開催する予定となっており、今日は職員の手によって朝顔棚作りが始まりました。

和尚のブログで何度も紹介された朝顔ですが、大変由緒のある品種だけに毎年開花を楽しみにしています。この種は数年前、広島県福山市・中川美術館館長の中川健造氏より、御夫妻が大切に育てて来られた貴重な種を分けて頂いたものです。その後、大安禅寺に持ち帰り見事な花を咲かせました。今では多くの方々に育てて頂いています。今年は寳勝寺山門前より参道脇とふれあいパーク霊苑内にも咲かせる予定ですので、皆様も是非鑑賞頂けたら幸いです。

本日の寳勝寺にて 朝顔ネットの準備をしました

 

2016年7月

2016年7月

大安禅寺参道にて 2016年7月

大安禅寺渓仙舎にて 2016年8月

 

寳勝寺玄関にて 2017年8月

 

2016年 大安禅寺と寳勝寺にて 日中友好の朝顔の会の皆様とともに

 

中国ラストエンペラーの弟君・溥傑(ふけつ)氏が育てていた「日中友好の朝顔」、現在はご息女・福永嫮生(ふくながこせい)様が、日中友好を願って全国に朝顔の輪を広げておられます。気品のある赤紫色の大きな花弁を開く「日中友好の朝顔」! 今から開花を楽しみにしています。友峰和尚より

【日中友好の朝顔】清朝最後の皇帝である愛新覚羅溥儀氏の弟、愛新覚羅溥傑氏(1907~1994)とその妻、浩(ひろ)夫人(旧嵯峨侯爵家令嬢)が毎年愛でられた珍しい朝顔。溥傑氏の妻・浩夫人が1961年、中国に永住する覚悟で北京在住の夫・溥傑氏の元へ戻るときに、日本から朝顔の種を持参され、お二人で愛でられた。ご夫妻亡き後は、日本在住の次女・福永嫮生さんの手によって育てられ、「日中友好の朝顔」と命名して今日まで多くの人たちに分けて来られた。2012年、日中国交正常化四十周年記念の年に、溥傑氏ならびに嫮生さんと親交の深い中川美術館(広島県福山市)館長・中川健造氏より大安禅寺(福井県福井市)の住職へと朝顔の種が伝えられ、兼務する宝勝寺に於いても毎夏大切に育てられている。

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