和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1622話 】
2018年 01月 26日 談

荒木芳栄画伯 2018年

大相撲初場所も愈々明後日が千秋楽! 昨日は地元力士・遠藤(遠藤聖大)が横綱鶴竜を破って大金星をあげ、俄然大盛り上がりを見せています。次々と襲う不祥事事件もどこ吹く風で連日大入り満員御礼だとか。ジョージア(グルジア)出身の栃ノ心の大活躍で大相撲もずいぶんと国際色豊かになっており応援にも気合が入ります。

よく「ガチンコ相撲」という言葉が使われ、力士ほど怪力の持ち主はいないと言われているだけに勝負の面白味も倍増します。和尚も学生時代は少林寺拳法部に所属し全国大会や地方大会で勝負の厳しさを味わってきましたが、昨日の鶴竜対遠藤の闘いを見ていても両者の微妙な駆け引きが直に伝わってきました。勝負の世界ゆえに全力で戦ってほしいと思うのは観戦者の気持ちなれど、人間にはどういうものか苦手意識が有り「先入観」を越えられる者が勝者と成るように思います。普段は力が突出していても本番となるとさっぱり勝てない選手が多くいますが、如何に「平常心」で戦えるかがアスリート達に問われているようです。まもなく平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが開催されますが、日頃の練習の力を「平常心」で存分に発揮して頂きたいと願うものです。さて和尚は今のところ「休養心」を養っている最中です。古稀の誕生日を無事に迎える事が出来、次なる10年間の闘いに備えての休養です。「万事休す」では有りませんぞ!充電期間こそ最大の休息なり! 友峰和尚より

「百尺竿頭一歩を進む」 雪竹図 / 大安 書

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