和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1599話 】
2018年 01月 03日 談

昨年と違って今年の三賀日はゆったりとした感じで推移しているようで、北陸新幹線開業以来の金沢観光ブームも一段落と言ったところでしょうか。寺カフェの設えも全てがお正月モードで、各テーブルには縁起物の飾りと生け花とで華やいだ感じを演出しています。真前には鏡餅がお供えされており、堂内に流れる琴の音と共にお客様をお迎えする態勢は万全です。

平成三十年の幕開けは不思議なくらい実に穏やかで、寳勝寺山門もどことなしか清楚な輝きを放っているかのように感じます。金沢に御法縁を得て七年目を迎えましたが、卑山本堂の復興と霊苑の改葬工事を終え、漸く今年からは本格的な布教活動に専念できそうです。普請の関係で中断されていた「楽く楽く法話」や墨蹟禅画の創作活動にも力を注いでいきたいと気分を新たにしています。

同じ寺町にお住まいの 杉本様とともに

新しい抹茶碗 で 新年をお祝いしています

そうそう一月二十五日に和尚は古稀を迎えます! 七十歳を迎えることが稀(まれ)であった時代からすると、現代社会はずいぶんと長寿社会になったものです。昔より約二十歳は長生き出来る今日に於いては愈々「還暦」を迎えると言ったほうが当たっているかも?「まだまだ七十歳」「とうとう七十歳」「もう七十歳」、感覚は人それぞれです。和尚はと言えば、「やっと七十歳」だと感じています。同じ団塊世代の皆様!今年も宜しくお付き合いくださいね。友峰和尚より

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