和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1585話 】
2017年 12月 20日 談

日頃よく使う言葉に「元気」「根気」「やる気」など「気」ほど人生にとって大切なものは有りません。どのような場面でも「気」が重要視され、例えば「気を遣う」「気配り上手」「気品がある」等々、挙げればきりが無い程よく使われています。要するに人生を楽しく元気に過ごしていく為に欠かせないのが「気を高める事」であり、その一番の近道が「坐禅」だと言っても過言でないと思います。日々の「調身、調息、調心」の鍛錬がより良いご縁を生み出していくのではないかと確信しています。

野町 少林寺霊苑にて

今日の午前中には野町・少林寺でお檀家の新墓開眼供養の儀が行われましたが、終日曇天であったにもかかわらず不思議なことに諷経の最中には突如太陽光が雲間から煌煌と差し込み、無事に供養を終えたものでした。このような現象も良きご縁の現れと感じ取ったものでした。和尚の気持ちと祖霊の霊気とが合体したのかも知れませんね。

そう言えば大本山妙心寺専門道場は天下一厳しい修行で名高いわけですが、寺院に一歩足を踏み入れるとその空気がピンと張りつめていて針で刺されるかのような空気を感じます。外界とはまるで全く別の空気が流れているような感じです。また寳勝寺・寺カフェの空気は温かみのある癒しの空気が漂っています。同じ地球上の空気であっても、そこに住む方々によって空気が新たに作られている事が分かります。「気楽に気さくに気分よく」、心して一日一日を爽やかに過ごして参りたいものですね。さて和尚の空気読めましたでしょうか? 友峰和尚より

京都から来寺された 松栄堂さんと お香談義

 

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