和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1534話 】
2017年 10月 30日 談

傳燈寺 本堂にて

10月30日は傳燈寺先代住職恭黄和尚の一周忌祥月命日忌で、29日夕刻より傳燈寺に出向き一周忌諷経を厳修しました。と言いますのも、和尚は30日より自坊大安禅寺に所要と滋賀県での寺庭婦人研修会参加の為、やむを得ず1日早く一周忌諷経をしました。先般よりお願いしていた恭黄和尚の御位牌もこの度完成したため、お精霊入れも合わせて行いました。

妙心前堂恭黄良和尚禅師 御位牌

久しぶりに傳燈寺を訪ねましたが、静まり返った境内はすっかり秋色を濃くしていました。以前に恭黄和尚を訪ね、二人でお茶を頂きながら長話をした事を思い出していました。現在は傳燈寺も兼務していますが、なかなか法務遂行がままならず、年が明けたら少林寺同様、年中行事をすこしずつ始めて行きたいと願っています。

法要後、湿気対策のため外しておいた 庫裡の畳 を 掃除中

さて、本日は自坊でゆっくり寛ぐことが出来ましたが、夕刻には一路、車で滋賀県へ向かいました。明日は東近江能登川・大徳寺様で開催される「滋賀北陸教区寺庭婦人研修会総会」に出席する予定となっています。寺院に於ける寺庭(奥様)さんの役割は住職を支える立場にありますが、近年ではお寺全体の運営に欠かす事の出来ない大きな存在となっています。むしろお寺は寺庭さんの献身的な働きのお蔭で成り立っていると言っても過言では有りませんね。大いに感謝の心で参加したいと思います。友峰和尚より

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