和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1380話 】
2017年 05月 29日 談

本日の楽く楽く法話より

皆さん、お元気にお過ごしでしょうか? で始まる「宝勝和尚の楽く楽く法話」ですが、本日も午後1時半から催行されました。今日のお客様は飛騨高山市からの団体様で、視覚障害者の方々でしたが、皆様リラックスされ楽しくお聞き頂けたようで大変嬉しく思いました。6月に入ると自坊大安禅寺での法務が増える為、金沢での職務が滞らないよう精力的に遂行しています。朝一番には代務寺院・少林寺のお檀家様の月諷経に行きましたが、流石に身体がきしみ始めているのを感じます。幸いに今のところ不思議なほど声が良く出るので助かっています。坊主はお経に説教!と言うくらい「声」が命ですから、以前に全く声が出なくなった時には「これで一巻の終わりか?」と思った事を思い出します。

「自分の身体は生涯借り物」と他人には注意喚起するも、自分の事となると無養生でどうも若い頃と同じとはいかないようです。ひょっとすると楽く楽く法話は自分へ向けての説教なのかも知れませんね。皆様もどうか自分の身体を十分に労わり、上手に使って下さるよう願いたいものです。

夕方 霊苑工事を視察

今日は山門から本堂前までの板塀張り工事が進められていましたが、外壁は作庭デザインの中でも重要な位置を占める為、高島現場監督に和尚の希望をいろいろ伝えました。「威儀即仏法(いぎそくぶっぽう)」という言葉が有りますが、禅寺の伽藍配置にもその意義があるように、寺院の隅々に至るまで吟味をしながら心休まる空間作りを目指したいものです。友峰和尚より

苑内に設置された水道のノズル

 

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