和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1347話 】
2017年 04月 26日 談

㈱ペット愛葬社 中村会長様とともに

”窮して変じ 変じて通ず”とは、岐阜県美濃加茂市伊深にある臨済宗妙心寺派寺院「正眼寺(しょうげんじ)の故・梶浦逸外老大師(住職)がよく言われていた言葉です。人生に於いては大なり小なり色々な難事が起きてきますが、受け止め方や対応の仕方によって幾重にも変化していくものです。大凡どのような出来事も自分の心と無関係には生じて来ないので、先ずは自己反省から始まり、閑(しずか)に自分の心と対面することが大切かと思います。

強雨の中、境内敷石施工の打ち合わせ

寳勝寺ふれあいパーク スタッフの皆様とともに

世界中の国々の政治や経済が大きく変動していますが、自分の周囲に於いても次々と不可解な問題が発生しています。それらをよくよく観察してみると、今、世界で起きている事象と本当によく似た点が浮かび上がってきます。「一即一切」の真理の立場から言えば「自分が変われば世界が変わる」という事ですから、和尚自身の心に問いかける時間が続いています。以前「なんでだろう? なんでだろう? なんでだ?なんでだろう?」という言葉が流行しましたが、まさにその「なんでだろう?」そのものです。「急いては事を仕損じる」という故事も念頭に、問題解決の道を模索中といったところでしょうか。さて今日も来客応対に集中しました。「来る人も又来る人も福の神!」っていう心境でした。久しぶりの雨で心も落ち着き、寳勝寺の敷石がどこまでも美しく感じた心安らぐ一日となったようです。友峰和尚より

「薫風 南より来る」 渓仙 書

 

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