和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1306話 】
2017年 03月 16日 談

臨済宗妙心寺派 全国宗務所長会議最終日

昨日とは打って変わって穏やかなお天気となりました。三日間に渡った会議も午前中に無事終了し、京都を後に一路自坊に戻りました。宗務所長を拝命して5年目を迎え、法務の実施にも力が入るというものです。教区の発展は延いては我が宗派の発展にも繋がる為、たゆまぬ努力が求められているようです。

会議はさて置き、全国から参加している所長同士の交流ほど意義を感じるものは有りません。教区が違うと本当に何もかもが違う為、懇親会を介しての会話は実に楽しく良い勉強になるものです。まもなく大安禅寺でのお彼岸会ですが、大本山妙心寺参拝の後は気持ちも特別に充実した中で迎えることが出来そうです。真にありがたし。ありがたし。そうそう、今回の会議の中では、花園流御詠歌の発展のため、奉詠の際に使用する鈴鉦を無くし「詠歌」だけにしたらどうかとの提案が有りました。なるほど高齢化の進む中では鈴や鐘を鳴らすのはなかなか難しいとの事で、口だけは達者になっていくなら得意分野を拡充するほうが発展に繋がるという発想でした。ガッテン?反対? いつの世にあっても進歩と調和が課題のようです。

平成28年度 大安禅寺 涅槃彼岸会法要より

来たる三月二十日の「涅槃彼岸会法要」には卑山御詠歌婦人部皆様の素晴らしい声が披露されますので、是非ご参拝ください。果たして鈴鉦があるほうが良いか、それとも無い方が良いのか、じっくりご拝聴ください。友峰和尚より

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