和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1285話 】
2017年 02月 23日 談

新命玄峰副住職の修行仲間で組織する「岫雲会(しゅううんかい)」の北陸大会が午後一時半より卑山で開催されました。京都・大本山妙心寺専門道場
より新命和尚の師匠、岫雲軒老大師はじめ四十数名の会下僧侶の出席のもと法要が厳修され、記念撮影後はバスにて懇親会会場へ向かわれました。

妙心寺専門道場は昔から天下一の鬼叢林として知られていますが、現在でも枯淡で厳しい修行が続けられています。二年に一度、修行を了え各地の寺院の住職や副住職に就任している仲間たちが、お世話になった師匠を招いての懇親の場でも有ります。和尚は西宮市の海清寺専門道場で修行を致しましたが、こちらも毎年、会下会を開催しています。専門道場を出て、数年の月日が過ぎ行くほどに修行時代のいろいろな思い出が懐かしくまた、師匠の深い慈悲と恩を思うものです。和尚の師匠は既に他界されていますが、本日は本当に久しぶりに師匠にお会いしたような、感動を受けたものです。

僧侶にとっては、修行時代に師匠と過ごした日々は終生忘れ難いものです。「有難や 師の恩思う 如意の跡」という世語が有りますが、厳しくも慈悲に溢れた老大師の言葉が有り難く思うこの頃です。若き僧侶達の今後の活躍を心から祈念したいと思います。本日は全国から卑山にようこそご来寺頂き厚く御礼申し上げます。友峰和尚より

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