和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1278話 】
2017年 02月 16日 談

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雲ひとつない素晴らしいお天気となった本日、ふれあいパーク霊苑永代墓にて卑山檀信徒有縁無縁の納骨法要が関係者出席のもと午前十時より厳修されました。檀信徒墓地は奥の院に整地されていますが、写真の如く、少しずつその形を表し始めています。

DSC02178 (500x399)法要中 施工会社並びに石材店関係者の方がご焼香されているようす

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㈱ココ・プランニング宮崎デザイナーの設計図に基づいての施工となっていますが、植栽も同時に始まり、奥の院の中央には大安禅寺の蒔田総代様から寄進された「しだれ梅」が植樹されました。加賀藩前田家の家紋は梅鉢紋様で卑山は第三代藩主・前田利常公が建立したことから、しだれ梅を慰霊のシンボルとして今回植えたものです。奥の院には三界萬霊塔(檀信徒永代墓)と歴世塔(歴代の住職のお墓)並びに今回のふれあいパーク霊苑改葬工事の「顕彰碑」も建てられる予定となっています。

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奥の院中央へ しだれ梅を植樹 枝を見ながら方向を検討しているようす

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数種の土を混ぜながら 丁寧に植えられているようす

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作業員の皆様とともに 素晴らしい好天気に感謝

さて皆様は自分の末後をどのように捉えられていますでしょうか?「焼けば灰、埋めば土となる時如何!」という禅の問答が有りましたが、皆様ならどう答えられますでしょうか? 和尚が全力で改葬工事に取り組んでいる理由は「一即一切」「天地一指」「即心即佛」に答えが有ります。今日の「墓じまい」や「供養離れ」「直葬」の現実に鑑み、祖霊供養の大切さをより一層思うものです。故人の恩徳に真の心を捧げて行く所に、心の平安と家族の和合が生じて行くものだと思います。「天地(あまつち)や 無言の経を 繰り返し」二宮尊徳先生の言葉が心にしみる祖霊供養となりました。友峰和尚より

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