和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第1014話 】
2016年 05月 28日 談

天候が異常気象なら鳥たちの鳴き声もチョット変で、境内で鳴く鶯の声が「ホーホッケ、キョ」でいつもの「ホーホケキョ!」ではないのです。どこか強い訛(なまり)を感じさせる鳴き声ゆえに、職員の間でも今ちょっとした話題になっています。「子供の鶯ではないのか?」という意見もありますが、やはり大人の鶯だと思います。最近、大安禅寺の境内では今までに聞いたことのないような鳥の鳴き声が行き交っている為、鶯もきっと緊張して怯えているのかも知れませんね。職員の話によると、三光鳥も異常繁殖をして隣の町の電線では連なるように止まっていたとか。

yjimage

三光鳥(さんこうちょう)

三光鳥と言えば南に生息している鳥で、和尚も間近で見たことが有りますがとても綺麗な色の羽を持った鳥で、「月・日・星ホイホイホイ」と鳴きますから三光鳥と言うそうです。成る程! なんだか自然体系も少しずつ気候変動の影響を受け始めているのかも知れません。

IMG_8495さて、今日は溜まりに溜まった沢山の宿題をクリアするべく、午前中より開始して夕刻頃にはどうやらメドがつき安堵したものでした。依頼されていた墨蹟などは十分な時間がないとなかなか気持ちが乗らないものですが、今日は久しぶりの余暇を利用しての作業となりました。

IMG_8497

IMG_8512

「温故知新 渓仙書」

アトリエから臨む境内の木々の緑には圧倒されそうになります。お寺を取り囲む色々な植物から大きなエネルギーを感じながらの仕事は実に楽しいものです。森林浴を兼ねながらの墨蹟書き、明日も続きます。愈々5月もあと3日間を残すのみとなりましたが、どうか皆様お元気にお過ごしください。友峰和尚より

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870