和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3598話 】
2023年 06月 24日 談

寺内 での 志納所展示風景 / 撮影:栗原優佳

 

自坊の大安禅寺で行われている新命玄峰和尚の「生き生き法話」がコロナ禍の収束を受けて最近復活傾向にあるようですが、寳勝寺に於いても明日は午前10時半より岐阜県飛騨国府町より団体様が来寺され宝勝和尚の「楽く楽く法話」が催行予定となっており、本日はその準備をしました。

 

 

金沢市内もこのところ県外からの観光バスが増えつつあり、各有名観光地にも再び活気が戻って来たように感じます。またまもなく7月のお盆月を迎え県外から墓参に来られる方も増加傾向にあり、本日も霊前供養が修業されましたが遠くは山口県から参詣されたご家族も有りました。

 

本日の 墳墓開眼供養にて / 宝勝寺ふれあいパーク霊苑

 

植栽が夏の花々へと移り変わっていきます

ベコニア、アガパンサスなど

 

それにしましても昨日は急きょ兼務寺院先の墓域に除草剤散布作業をしましたが、本日も引き続き天気が良く本当にグットタイミングでした。このような安堵の心境は他の誰にも分からない自分だけが知る世界であって、坂本龍馬の言葉では有りませんが「我なすことは 我のみぞ知る」の世界なのかも知れません。

 

 

お天気も明日までらしく再び長雨が予想されています。洗濯物が乾きにくい季節、気持ちだけはからりと晴れ渡っていきたいものですね。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3597話 】
2023年 06月 23日 談

金沢市本多町 瑞光寺墓苑にて

 

週明けの26日(月)から長雨が続くとの天気予報を見て、急きょ少林寺と瑞光寺墓域に出陣! 草刈りと除草剤散布をしました。とにかくこの時期は除草剤散布のタイミングを間違うとあっという間に夏草が生茂る状況となるため油断は出来ません。7月のお盆月を目前にして墓参のお家も増えるため、墓域周りの草刈りも欠かせない作業です。しかしながら和尚も四捨五入の80歳ですからいつまで除草作業が出来るか不透明な昨今故に、今後は業者の方に委託するしか方法は無いようです。

 

 

 

引き続き少林寺墓苑にて 除草剤を撒き、草刈りをしました

 

 

午前午後にかけての大作務となりましたが無事に除草剤散布を終了出来、心から安堵したものです。「一日作(な)さざれば一日喰らわず」とは百丈懐海禅師の言葉ながらしみじみ感得する毎日です。自己の健康管理にも作務は不可欠の行でもあり、体が動く間は頑張って参りましょう。さて再び梅雨空となりましたが、皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

「 福 日々是好日 」 大安友峰 書 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3596話 】
2023年 06月 22日 談

「 雨滴声 」 渓仙

 

再び梅雨模様の天気となりましたが大降りすることも無く過ごしやすい一日となりました。寺カフェを開業しているものの寺町界隈には人影も少なく、時折外国人旅行者の方が利用されるくらいでのんびりムードでした。今が梅雨時期とは言え、この時期の雨は和尚にとってはとっても気持ちが安らぐものです。色々な休息の仕方が有りますが、雨音を聞いているだけでも随分と気持ちが和みます。

 

 

午後からは卑山総代の須貝様御夫妻がご挨拶に来寺くださり、久しぶりに中国茶を淹れながらの歓談の席となりました。中国茶葉が少なくなってきたので、先般白山市に店を構える中国茶専門の「旺徳福(ワンダーフー)」を訪ね新たに茶葉を求めました。時間の余裕がある時は出来るだけお客様に中国茶のお点前を披露したいと願っています。

 

中国茶の種類について説明しているところ

本日は誠にありがとうございました

 

「 喫茶去 」 渓仙 書

 

さて皆様に於かれましては日々如何お過ごしでしょうか? まもなく7月のお盆月を迎えようとしていますが御先祖の各各精霊をお迎えする大切な月でもあり、卑山に於いてもその準備に入りつつ有ります。まずは堂内のお掃除から出発です!須弥壇に位牌壇に裏仏壇と綺麗に掃除を致しましょう!

 

「 福寿 」 大安友峰 書

 

「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」の言葉を口ずさみながらのお掃除です。あっち福福ホイサッサ!こっち福福ホイサッサ!お掃除は福の神様を呼び込む精進の行でもありますから頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3595話 】
2023年 06月 21日 談

山門前にて 「日中友好の朝顔」の支柱を立てました

 

午後から雨模様との予報が出ていたため職員によって「日中友好の朝顔」の支柱を立てる作業が行われ、山門横の塀と境内の塀に沿って網を張り、すでに伸びて来たツルを丁寧に網に巻きつけました。作業が終わる頃には小雨模様となり、朝顔も雨を受け生き生きと若葉を広げていました。

 

 

午前中には卑山お檀家 安田家の祥月命日忌法要と墓参を修業し、また一週間ほど滞在していたグリフィス・フオークさんが帰国されるため家内安全・身体健全の祈祷諷経を修したのち再会を期して別れました。

 

寳勝寺檀信徒 安田家の祥月命日忌諷経を修業いたしました

 

奥の院にある安田家代々墓にて お墓参りをしました

 

 

 

 

グリフィスさん帰国出発の前に、フォーク家の家内安全・身体健全御祈祷をいたしました

 

 

ふれあいパーク霊苑 奥の院の紫陽花

 

昨日十分な休息を取ったおかげで元気を取り戻した感がありますが、今日で術後16日が経過しようやく通常のリズムに復帰出来たように思います。なにげなくテレビを見ていたところ、以前金さん銀さんが元気だった頃に常に言っていた「足から死んでいく」という言葉を紹介していました。「足は第二の心臓」と言われるだけに、それぞれの年齢に合わせたウオーキングが重要となっています。

 

文建協の高木主任、大川さんと、現場監督の松浦建設(株)中島さんが来寺くださいました

 

和尚も健康の自己管理が急務となっており日々のウオーキングは欠かせません。少子高齢化社会が進む中、老若男女問わず健康管理には十分な鍛錬努力をすることが安全安心社会に貢献する第一歩なのかも知れません。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3594話 】
2023年 06月 20日 談

 

少林寺お檀家の桑島様よりタイのお土産「象」の置物を頂き、さっそく応接間のテーブルに飾ってみました。以前和尚がバリに旅行した時に買い求めた象柄のテーブルクロスとマッチしてメタバースの様相となりました。

 

桑島様から、金の象の置物を賜りました

 

また中央にはガラス工芸作家・髙橋ナオミさんの作品も飾られており、小さな観葉植物の鉢とコラボして涼しさを感じさせてくれます。最近は本当に多くのお客様を迎えている応接間だけに、チョットしたディスプレイで気持ちが和むものですね。

 

 

昨日は夕刻より金沢城内ウオーキングに出掛け約8千歩ほど歩きましたが、ここ数日間で約20キロ歩行したことになり次第に足の筋力も復活しつつあるようで更に日々欠かさず続けて参りましょう。

 

 

城下の金澤町家

 

 

今日は終日休息を取りましたが6月に入ってから本当に久しぶりの休息で、作業用の機械を買い求めにホームセンターに出向きました。店には欲しい機械が山ほどあるものの、自分の年齢を考えると重さや操作が問題であきらめの境地に翻弄されたものです。やはり若さが大切です!! 無理が効かない高齢者! それでも頑張って出来るところからやりましょう!自分でも操作できる一番軽い草刈り機を買い求め意気揚々と帰山しました。今後は夏草との戦いになりそうです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3593話 】
2023年 06月 19日 談

「 法々本来法 」 / 撮影:栗原優佳

 

昨日よりは少し涼しく感じる朝を迎えましたが、朝夕の気温差が激しいため寝具にはかなり気を遣うものです。このところ法務が続いていたため、今日明日は休息を取ることにしました。カフェは通常通りに開業しましたが、避暑を兼ねての家族連れのお客様が多く見受けられのんびりとした時間を楽しまれている様子でした。

 

 

昨日大安禅寺で開催された御茶会風景の写真が次々に送信されてきましたが、文房流晴心会の野口翆智先生と御法縁を得て約40年が過ぎ、今回参加されている御社中皆様も代替わりが進んでいる様子で写真を拝見しながら懐かしくこれまでを回顧していました。

 

 

毎年6月の卑山お祭りに華展と茶会席を開催しての約40年ですから言葉も無いほど感謝しています。寳勝寺の法務が多忙になるにつれ自坊に帰山する回数も減少している昨今ですが、連綿として受け継がれていく行事ほど大切なことは無いと思うものです。今では玄峰副住職が陣頭指揮に当たっており本当に有難く思います。和尚は団塊の世代・昭和23年の生まれですが、昭和も次第に遠い昔の時代となっていく今日この頃です。

 

撮影:栗原優佳

 

さて“老兵は語らず”との格言も有りますが「一黙如雷」の禅語の如く黙して語らずとも人生経験を大いに活かし更なる前進をして行きたいと気持ちを新たにしています。頑張って参りましょう!!本日も約6千歩を目指しウーキングに出発進行!! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3592話 】
2023年 06月 18日 談

文房流晴心会野口支部の皆様による御茶会が開催されました / 大安禅寺にて

 

約50年来の友人でアメリカ・ニューヨーク州在住のグリフィス・フォークさんが現在寳勝寺に滞在されており、山口県大島郡から来寺したエイブさんも2日ほど滞在されていましたが、グリフィスさんが来寺するのは約4年ぶりでエイブさんとは7年ぶりの御目文字となり懐かしく歓談したものです。本日はお二人一緒に卑山カフェスタッフの高倉さんの車で一路大安禅寺へ向かい、文房流晴心会野口支部の御茶会に参加されました。

 

 

右から エイブさん、グリフィスさん、野口翠智先生と高倉さんです

 

和尚は法務のため自坊には戻れませんでしたが、大安禅寺到着と同時にさっそく御茶会出席の様子が送信されて来て、茶会の盛大な様子を懐かしく拝見しました。

 

御茶会開催を前に 社中の皆様がお参りされているようす

 

 

 

 

 

御茶会にて

 

 

 

 

 

 

 

 

文房流晴心会野口支部・華展や特別公開中の涅槃図を御覧になる参拝者の皆様

 

涅槃図について説明する 新命副住職

 

 

 

 

寳勝寺にて 墳墓開眼供養を修業いたしました

 

バレンギク

 

日中気温が30℃を超える蒸し暑い一日となりましたが、寳勝寺では日曜日とあって多くのご家族が墓参に来られお盆が間近に迫っていることを感じたものです。寳勝寺の堂内や室内は空調が良く効いているため実に快適で、カフェ利用のお客様も涼しい部屋でゆっくり寛いでいました。

 

「日中友好の朝顔」

 

次第に暑さを増して来た今日この頃ですが、北陸地方の梅雨明け宣言はいまだ出されていません。本格的な夏を迎えるのもそう遠くではないようです。寳勝寺のプランターでは卑山の風物詩でもある「日中友好の朝顔」が大きく育ち、そろそろ本堂前にデビューする時期が迫っているようです。仕事は増えれど休みなしの日々が続いていますが頑張って参りましょう!!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

グリフィスさんとエイブさんとともに

友峰和尚のちょっといい話 【 第3591話 】
2023年 06月 17日 談

ヒメヒオウギスイセン / 寳勝寺境内

 

梅雨明けはまだですが日が過ぎるごとに暑さも増しており、今日などは外での作業は熱中症が心配されるほどの蒸し暑い天気となりました。相変わらず寒暖の差が激しいため、くれぐれも体調管理には十分気をつけて頂きたいと願っています。

 

三回忌の墓前供養諷経を修業いたしました

 

ルリギク

 

7月のお盆月が近づくにつれ祖霊供養を申し込まれる方が増えていますが、午前中には墓前年忌法要が営まれました。霊苑内整備の庭師の方が毎日入念な草木の手入れをされており綺麗に整備され、色とりどりの紫陽花がひときわ大きな花弁を広げ苑内に涼しさを感じさせてくれています。

 

本日のウォーキング / 兼六園コースより

 

この時期の禅語に「微風幽松を吹く 近く聴けば聲愈々よし(びふうゆうしょうをふく ちかくきけばこえいよいよよし)」とあるように、松の間をすり抜けて吹く風は値千金で有るがままに心は爽やかそのもです。

 

美しい苔と樹々の深緑

 

また別に「閑坐して松風を聴く」という語もあるように一切の計らいを捨てきった忘我の心境を味わう好時節でも有ります。しばし松風の音に耳を傾けるぐらいのゆとりを感じたいと思う今日この頃です。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3590話 】
2023年 06月 16日 談

昨晩は大荒れの暴風雨となり時折家屋が揺れるほどの強風と雷で目が覚めてしまいましたが、朝起きてみれば寺カフェの看板は吹っ飛び五色の旗は無残な姿をさらけ出していました。今は梅雨時期の真っただ中ですから無理も有りませんが、それにしても異常としか思えない突風でした。

 

大安禅寺バラ園にて、妻が撮影しました

 

昨日の野ウサギの続報ですが、再び妻から動画が送信されて来ました。妻の話ではウサギが東屋の縁の下に1ヶ月前から住み着いているとか、ならば猶更の事不思議に思います。ネットで調べてみるとウサギは薔薇の花が好物だそうで、場所によっては咲いたばかりの薔薇の花を食べてしまう食害が出ているそうでなんとも悩ましい情報です。

 

「 一華開五葉 」 令和癸卯 渓仙 書

 

いずれにせよ今年は「卯年」ですから、卯年に姿を現すなんてまったく摩訶不思議としか言いようが有りません。禅語に「金烏急に 玉兎速やかなり(きんうきゅうに ぎょくとすみやかなり)」とあるように人生は「光陰矢の如し」で即ち一瞬一瞬が仏の世界であるの意味で、まさにウサギが跳ねる姿は敏速です! ウサギが出現したことは「善は急げ」ということなのでしょうか? 兎に角ぐずぐずせずに精進努力を続けて参りましょう!!

 

金沢城の城壁を巡るウォーキングコース

 

禅は急げ!で午後からは毎日約6千歩のウオーキングに出掛け、金沢城の城壁周遊コースを約7千歩達成しました。老化は足から始まりますから油断は大敵です!ウサギのようには参りませんが亀歩行で頑張ります。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3589話 】
2023年 06月 15日 談

「 一日清閑 一日福 」 令和癸卯 渓仙 書

 

大安禅寺の境内一帯は特別鳥獣保護区となっています。そのことを知ってか知らでか本当にたくさんの動物達が寺にやって来ます。これまでに確認された野獣はイノシシ・鹿・猿・狸、イタチ・アライグマ・ハクビシン・リス・アナグマなどで、野鳥に至ってはアカショウビン・三光鳥など珍しい鳥も多く住んでおり先日には花しょうぶ園に白鳥が飛来するハプニングも有りました。

 

 

 

そんななか、和尚の子供頃によく見かけていたウサギの動画が送信されて来て驚きました。妻が管理しているバラ園に今朝やって来たのを妻が撮影したのですが、生息が確認出来本当に嬉しく思いました。バラの咲き終わった花弁を美味しそうに食べているのが良いですね! 大安禅寺のバラ園は安全安心の場所ということを知っているようです。

 

寳勝寺本堂にて 初七日忌法要が修業されました

 

本当に早朝からホッコリした動画を見ることが出来ましたが、今年は「卯年」でもあり縁起が良いと感じたものでした。現在6月の特別拝観中で園内も賑わいを見せているだけに、うさぎもきっと興味を示したのかも知れませんね。いまや「大安禅寺動物園」になりるつつある昨今、人間も動物達も今後は共存共生していく時代を迎えているのかも知れないと思う今日この頃となっているようです。友峰和尚より

 

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