和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2673話 】
2020年 12月 11日 談

石川製麺㈱ 会長  石川雅朗様ご夫妻とともに

大掃除の後の大休息ということで、本日は寺に籠り休養に努めました。午前中には富山県魚津市にお住まいの石川製麺㈱会長・石川雅朗様御夫妻が年末のご挨拶に来寺下さり、沢山のゆずと和尚大好物の御社人気商品「うどん、そば、ラーメン」を持参下さり、さっそくにお供えした後「100歳健康祈願」の御祈祷をいたしました。

まもなく御年90歳 いつもハツラツとお元気な御夫妻です

ご夫妻と出会ったのは今から約15年程前、大安禅寺での「生き生き法話」に団体旅行で来寺されて以来何度も法話を拝聴頂き、今日まで変わりない御法縁を頂いています。

御先祖供養並びに健康祈願のご祈祷を致しました

コロナウイルス禍の中で現在は法話を中止していますが、多くの方々と長いお付き合いは「法話」がご縁となっています。「男は度胸!坊主は説教!」でしょうか! いずれにしましても有難いことです。

㈱豊蔵組様とともに コーヒーの御点前のようす

午後には㈱豊蔵組の豊蔵亨一社長様並びに江川部長様がご挨拶に来寺下さり、一年の労を謝しました。人々にとって「ご縁」ほど不思議で大切なものは有りません。「真理を行ずる者には必ず仏天の加護がある、所謂ご利益は真理を行ずる者に還元されるのである」と。この言葉の持つ意味は誰にでも共通で、平易に申せば「人事を尽くして天命を待つ」ということだと思うものです。

午前中に来寺下さった石川雅朗会長も正に「うどん一路」の不退転の人生を歩まれ、今や「石川製麺うどん」は世に名を馳せています。人生100まで石川製麺のうどんのように「コシが強くしかも長く長く丈夫」に御夫婦共々長生きされん事をご祈念申し上げております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2672話 】
2020年 12月 10日 談

傳燈寺にて 年末の大掃除 

昨日に引き続き職員並びにお手伝いの方と年末の大掃除に出向きました。本日は兼務寺院の傳燈寺・少林寺の2ケ寺を予定していた為、午前10時に先ず傳燈寺より開始。さっそく外掃除並びに堂内の大掃除に取り掛かり、途中には西川久行傳燈寺町会長が来られ、日頃より寺の維持管理にご協力を頂いている事に感謝御礼を申し上げました。

先般11月27日の「宝勝寺ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭」の時に㈱ココ・プランニングの中本隆久会長はじめ関係者数名と共に視察を兼ねて傳燈寺を訪ねましたが、堂内がかなり汚れており本日は掃除加担の人数を増やし徹底して大掃除をしました。掃除後は年末のご供養とご祈祷をしたのち少林寺へ向かいました。

掃除終了後、御供養並びにご祈祷の読経を致しました

傳燈寺町会長の西川久行氏とともに

野町・少林寺の年末大掃除

少林寺は日頃より掃除を励行している為、須弥壇はじめガラス窓拭きや床掃除に重点を置き、午後3時過ぎには無事に終了することが出来ました。大掃除は年末恒例の行事ながら、掃除をしながらそれぞれの寺院の歴史の重みを感得するものです。

さて残すところ大掃除も本多町・瑞光寺を残すのみとなりました。金沢各寺院に御法縁を得て丸9年!少しずつながら復興の兆しが見えて来たように思うものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2671話 】
2020年 12月 09日 談

寳勝寺の 年末大掃除

週明けの14日頃から日中気温も5℃と急激に寒くなり北陸地方は雪模様になるという気象庁の発表を受け、寳勝寺の年末大掃除を本日より開始しました。

境内の融雪パイプを設置

今日は比較的に暖かくお天気も良かったので、主に倉庫を始め外回りの整理整頓と融雪パイプなどを設置し、また職員始めお手伝いの方は本堂、書院、トイレ、庫裏の掃除に集中し夕刻には大方完了となりました。明日も引き続き少林寺、傳燈寺、瑞光寺の大掃除に入る予定をしています。

奥位牌壇 や 本堂内の大掃除をしました

外回りも 綺麗になりました

午後からはふれあいパーク霊苑「宙」での霊前供養が修業されましたが、澄み切った青空のもとでの厳かなご法要となり、大晦日にかけても墓前での祖霊供養が続いていきます。

一年の終わりである師走月は感謝を捧げる報恩月でも有るかと思います。大掃除をしながらひとつひとつの物にも感謝した一日となりました。さて皆様におかれましては如何がお過ごしでしょうか。ウイルス感染に十分に気を付けて、日々無事にお過ごしくださいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2670話 】
2020年 12月 08日 談

この時期の大安禅寺の早朝は全く静まりかえっており物音ひとつ聞こえてこない程で、実に爽やかそのものです。その静けさの中に悠久の歴史の時間を感じさせてくれます。午前10時半に事前予約を頂いていた地元新聞の取材を新命副住職と受けましたが、取材内容は「福井県内で親子二代で同じ仕事を継承していく人物」を取り上げているという事で、過去に掲載された記事を見せて頂きました。

新命副住職と共に 写真撮影のようす

これまでには県議会議員親子、開業医師親子などがクローズアップされていました。最初にツーショット写真撮影が有りましたが、数年前に卑山諸堂修理保存工事が決定した際、二人で取材を受けた時以来でした。色々と質問されましたが、先代住職のことを思い浮かべながら過去現在未来に渡っての話となりました。記事が掲載されましたら改めてブログでご紹介したいと思います。

藤田通麿総代様とともに

さて、午後一番にはいつものように藤田通麿総代様と近況の話題などに花が咲きましたが、つい先日お兄様がご逝去されたそうで、故人が綴られた漢詩の本をご寄贈頂きました。

ここに藤田通麿宅「達磨庵」で通麿氏お手製の御蕎麦を食した時に読まれた漢詩を紹介し故人のご冥福をお祈り申し上げます。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2669話 】
2020年 12月 07日 談

「僧侶育成審議会」 にリモートで出席しました

令和2年度「第1回本派僧侶育成審議会」が本日妙心寺宗務本所議場で開催され、審議委員の一人としてビデオ会議アプリZOOMを使ってリモートで大安禅寺から参加しました。先日来の膝関節痛が再び発症し、急遽出席を取りやめ新命副住職にアプリの操作を依頼して午後1時半からの会議に参加したのですが、リモートでの会議出席は初めてながら実にスムーズに議事進行がなされ午後4時に無事終了となりました。

モニターを見ながら 本山会議場や他のリモート参加のご寺院方々と交信

これまでは必ず会議場に出向いて参加して来ただけに、リモートでの参加があまりにも便利なことを実体験したものでした。今後はあらゆる会議がZOOMを使ったリモートで行われることが当たり前になっていくと実感しました。

隠寮 愈好亭 樹齢四百年のもみじの落葉

久しぶりの自坊の風景はすっかり初冬の様相を見せており、静まり返った茶庭は紅葉した落ち葉が庭一面に敷き詰められてその美しさと無常さに感傷的にさえなるほどでした。

まるで瞬間移動したかのような錯覚を覚える大安禅寺晩秋の景色は、和尚にとっての最大の安らぎの時間でも有るようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2668話 】
2020年 12月 06日 談

門前を行き交う観光客 や 地域の方々

穏やかな日曜日の朝を迎えることが出来ました。「早起きは三文の徳」と昔から言いますが正にその通りで、朝5時に起床してからの2時間あまりは整理整頓と掃除の為に有効に使うことが出来ます。

冬の花 姫水仙テータテートの芽

早朝の脳の働きは意外性を発揮し、普段気が付かない場所に目が届くものです。きっと時間帯によって脳の働き方も異なるのかも知れません。1日は24時間ですが、自分の脳がどの時間帯に最も能率よく働くかを知ることが、自己の効率アップに大切なのかもしれません。

クリスマスローズ

昔は深夜の1時か2時くらいまで仕事をしていましたが、今ではとてもとてもおぼつかず、早朝の方が脳の働きが良いように思います。きっと加齢と共に脳が十分に働くタイミングが違ってくるのだと感じます。「俺はそのような事、ノータッチ。」なんて言わないでくださいね。日々脳トレーニングのためには、早起きすることも一案なのかもしれないと思う今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2667話 】
2020年 12月 05日 談

「 浄 心 」 / 本日描いた姫観音図 です

忘年会シーズンを迎えているのですが、 都市部によっては 再び外出制限が発令される中で地方にもその影響が少しずつ出始めているようです。師走最初の土曜日でしたが、昨年の活況とは全く異なり静かなカフェ風景でした。宿題となっている来年の干支色紙並びに姫観音図描きも急がねばならず、時間の合間を見ながら描いていますが、長時間椅子に座っての作業だけに腰痛を気に掛けながら進めています。

「 一期一会 」

古来より師走は「足早に過ぎ去る月」と言われるように、一日の時間がいつもの月より更に早く過ぎて行く感があり、毎年恒例の各兼務寺院の大掃除も段取り良く進めていきたいものです。

「 日々是無事 」

師走はまた多くの方々からお便りを頂く月でもあります。コロナウイルス禍の中で皆様元気にお過ごしの様子のメッセージが綴られており本当に嬉しく思います。多事多難な状況に在りますが、お互いに励ましあいながら頑張って参りましょう!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2666話 】
2020年 12月 04日 談

岐阜県にお住まいの武藤様から頂いた 御手製のすてきなリース

寒い寒い朝を迎えた北陸地方でしたが、良いお天気に恵まれた一日となりました。師走月に入り、御挨拶を兼ねて来寺下さるお客様が増えて来たように感じますが、一年を振り返りながら親しく歓談させて頂いています。

金沢市在住の小説家 小母澤 類 様 と 妹様とともに

最近おもてなしの定番となっている和尚自身のお客様へのコーヒー淹れですが、回を重ねるごとに品種の違うコーヒー豆の特徴が把握出来るようになってきたように思います。

仏師の冨田珠雲氏 と 桂岩寺ご住職とともに

大安禅寺の「大日如来坐像(平安時代)」についてお話ししました

人間の性格と同じく、コーヒー豆にもそれぞれの特質があり、いかにその美味を引き出すかはお湯の温度や注ぎ方また抽出時間等に秘訣を見出すものです。抹茶や煎茶も同じことで、淹れ方次第で味もずいぶん違うものです。最終的に豆や茶葉に気持ちを込めることが一番大切で、「おいしくなーれ」と小声で囁くことが「コツ」なのです。

寺カフェにお手伝いに来てくれている 藤本さんとともに

身長171センチの藤本さん 20歳 まだ背丈が伸びているそうです

さて寒い季節には温かい飲み物が心をほっこりさせてくれるものです。コーヒーやお茶を頂きながら一人ゆっくするのも「風流ならざるところまた風流」ですね。友峰和尚より

本物の草木、針葉樹の優しい香りに 心が安らぎます

友峰和尚のちょっといい話 【 第2665話 】
2020年 12月 03日 談

少林寺 庭園の菊

12月3日は「いちにっさん!」の日と、スタートの掛け声だけは大きいのですが、どうも一歩前に進めないのが現実のようです。このところ随分と寒くなったせいか布団から脱出するのに時間がかかり、さっと起きるのが億劫でついつい布団に籠る時間が多くなる今日この頃。暦は12月!今年も残すところあと1か月!布団にくるまっている場合では有りません!

辻岡さんとともに / 寳勝寺にて

午前中には福井市より事務処理の関係で辻岡さんが来寺されしばし歓談しましたが、和尚とは1歳年下ながら圧倒的にお元気な姿には驚かされました。元気の秘訣は「歩くこと」だそうで成程!渉外関係の仕事なだけに、日頃から足腰には自信があるとの事でした。同じく地元銀行員の方も同席していましたが、20歳代の好青年ゆえに健康の話題などまったく無関係の様子!聞けば地元のサッカークラブに所属しているとか。嗚呼!若さ!若さ!若さ!が一番です。

福邦銀行 の 舟橋くんとともに

おふたりが帰られた後には直ぐに川北病院へ行き、掛かりつけの先生に腰痛の注射と沢山の痛み止め薬をもらって寺に帰りました。どうやらこの辺りから健康管理の差が開いていくように感じたものです。「日々怠りない健康へのメンテナンス」が若さを保つ鍵となりそうです。さて愚痴は言うまい。妻が教えてくれた膝裏もみもみ体操に「全集中」あるのみです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2664話 】
2020年 12月 02日 談

新年に発刊される滋賀北陸教区の情報誌「いもこぢ」の原稿締め切りが10日に迫り、本日は新年の御挨拶文と共にこの1年間の宗務活動内容の報告などを記し、教区教化主事の無量寺様に原稿を送付しました。

令和2年12月1日 妙心寺宗務本所発行 「正法輪」より

本山で行われた今年の全国宗務所長会議や各委員会議などは新型コロナウイルス禍の影響で規模を縮小し、またZOOMを使ってのリモート会議が多くなされるなど例年とは趣の異なる会議となりました。また地元教区における花園会役職者研修会始め多くの会合も同じく感染防止の観点から中止され、記事内容に乏しい状況となっています。

令和2年度「定例宗務所長会」記念写真より

宗務所長としての任期もあと3年余り、先般10月に妙心寺宗務本所で開催された定期宗務所長会に於いて再び会長に就任したものの、コロナウイルス収束の見えない中では会議開催も難しい状況にあるようです。

朝の霊苑にて ㈱豊蔵組 香林氏 と ㈱河原市石材 河原市氏

さて、朝一番にふれあいパーク霊苑工事現場を視察をしましたが、この時季特有の筋状の雲が広がっていました。秋の空はどこまでも清々しく霊気が苑内全体を包み込んでいるように思いました。友峰和尚より

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