7月, 2016年

第1063話

2016-07-16

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夏休み前の三連休となった本日、和尚は寶勝寺に入り寺カフェのサポートをしましたが、昨年よりは落ち着いた流れとなりました。昨年は北陸新幹線開業も手伝って大いに賑わいを見せた金沢市ですが、今年は比較的スムーズな状況が続いているようです。三連休ですからきっと明日あたりがピークになると予想されますが、観光客の方々も見学ルートをよく研究されている様子で、混雑する人気スポットを避けてゆったりとした穴場を探して回遊されているようでした。勿論、卑山の寺カフェは穴場中の穴場で、最近では口コミからかリピーターの方も増えて来ているように思います。何れにしましても寺院の異次元空間を利用される方々は満足されているようで嬉しく思っています。このような寺カフェが全国的に普及していく事を切に望むものです。ブログをご覧いただいている方でまだご縁を頂いていない方は、この三連休中に是非ご来寺ください。お待ち申し上げております。最近の世界情勢のニュースや国内で発生している事件などには皆様もきっと不安を抱かれている事と思います。そのような時は一度お寺の空間で瞑想してみませんか? お寺は自分の心と対面するところです。自分の心が安らいでいるならそれが一番ですね。不思議なほどの安らぎを味わえるのもお寺ならではの空間です。お寺を利用しない手はありませんね。今こそお寺です!こんな時こそのお寺です!お寺はサンスクリット語で「ビハーラ」と言います。その意味は休息する、心を癒す、安らぐの意味です。寳勝寺寺カフェの真価が問われるはこれからのようです。友峰和尚より

第1062話

2016-07-15

暑いのか寒いのか体温調整の難しい昨今、身体の調子を崩している方も周りに多く見られます。このような気候の時にはお風呂に入るのが一番だそうで、いちど身体を温める事によって体内温度の調整が出来るように思います。シャワーなどで済ませますと体温が下がったままになりかねないのでやはり身体を冷やさないように工夫することが大切だそうですよ。さて、今日は昨日に引き続き御供養の一日となりました。勿論お盆月ですので、新命和尚は終日お盆の棚経のためにお檀家さん回りを続けています。今晩は卑山に於いて某会社の夏季坐禅研修が有る為、職員はその準備に追われていました。一泊二日の修練だそうですから大いに鋭気を養って頑張って頂きたいと願っています。そんな中、職員の一人がお誕生日を迎えるという事で急遽お祝いの茶礼を催しました。どんなに忙しくても、「和合の茶礼」は一番の休息になりますね。

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和尚も同じく法務遂行の為の計画を練っています。また明日は卑山開山和尚・大愚宗築禅師様の御命日でも有りますので早朝に追善供養諷経をしたいと念じています。「まだまだ続くお盆経のあと」です。とにかく気温の変動の激しい毎日、どうかくれぐれも皆様に於かれましては御身ご自愛ください。そうそう昨日は寳勝寺木曜坐禅会でしたが、和尚が留守中に有っても居士6名の皆様が参禅に精進されたとの報告が有りました。本当に「奇特の事!!」です。坐禅は己事究明がその一大事です。枝村さん、佐藤さん、須貝さん、高倉さん、蔦原さん、仁平君! 刻苦光明必ず盛大なり!! 友峰和尚より

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昨晩の寳勝寺木曜坐禅会 小休憩中のようす 

第1061話

2016-07-14

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晴れたり曇ったりのお天気模様でしたが、比較的に気温も下がって過ごし易い一日となりました。例年より早めの猛暑日が続いていた為、気温が下がるとホッとするものです。このところの蒸し暑い天気でヤブ蚊が異常に発生して寺の中を所狭しと飛び交う始末。おまけに何となく大きく感じるのは気のせいか? 蚊取り線香がフル活動するものの、煙の上を悠々と飛んでいる姿には唖然とします。

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 今日は法務三昧の一日でしたが、午後からはアトリエに篭って久しぶりに宿題となっていた色紙描きをしました。毎日持たなければならない筆ですが、暫らく合間が空くと指先に精神がこもらず、描くまでに時間がいるようです。いえいえ決して愚痴ではございませんよ!神経の伝達が上手くいかないだけの事です。

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明日も法務が午後から入っている為、兎に角頑張ってやりました。いつの間にか夕刻には蝉しぐれとなっています。季節の移り変わりがはっきりと実感できるこの頃です。明日はお盆です。御先祖様の霊供養をお願い申し上げます。「南無観世音菩薩」 友峰和尚より

第1060話

2016-07-13

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アメリカ・ニューヨーク州から暫らく卑山に滞在していた大学生のエイブ君が京都に旅立つというので、今日は全員でお別れの茶礼をしました。近年、外国からの観光客が急増していますが、今やそれだけ日本人気ということでしょうか? 確かに金沢でも外国からの観光客が急増していて、金沢駅始めいろんな場所で外国人向けの案内所が設けられています。毎日のニュースを見ていますともはや安全安心に観光できる国は限られて来ている現状の中で、日本はまだ安全国のようです。いやはや物騒な時代は国内旅行がベストですね。そのようなわけで、この一週間はイングリッシュが飛び交う国際的環境でした。

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和尚は、昨日、小浜市・常高寺様より分けて頂いた花菖蒲の苗を移植しようと園内に出てはみたものの、ものすごい熱波に敢え無くダウン!!なかなか思うようには行きません。天候の様子を見て、改めて移植しようと思います。

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大安禅寺御用達 小森庭園の末政氏とともに

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毎日が矢の如く過ぎ去って行きますが、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか? 今日も愛知県一宮市在住の奥村様から「日中友好の朝顔開花」のお知らせが写真と共にメールで送信されて来ましたよ! 愈々朝顔の季節到来です。いいですね!嬉しくなってしまいます。これからはあちこちから開花情報が寄せられてくると思いますが、卑山でも今大きく育っています。満開の朝顔を見るのも、もう間もなくのようです。今からワクワクしています。友峰和尚より

第1059話

2016-07-12

一路、小浜の常高寺様を目指して車を走らせました。以前よりお願いしていた花菖蒲の苗を分けて頂きに参上したわけですが、今日はいつもの強力助っ人・斎藤公一氏と、アメリカから今、卑山に滞在している大学生のエイブ君を伴ってのドライブとなりました。

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福井県小浜市・常高寺様にて

午前11時半頃、お寺に到着した後はさっそく苗の整理をしました。常高寺様の花菖蒲園は毎年新聞やテレビで報道されているほど有名で、特に住職が手入れをしている菖蒲の花がとても綺麗で、今年も立派に大輪の花を咲かせたそうです。花菖蒲は連作を嫌う為、長年同じところに植え続けますと次第に花も小さくなり、最後には全く咲かなくなってしまいます。毎年の株分けが一番大切なのですが、卑山の菖蒲園もそろそろ株分けの時期を迎えています。このたび分けて頂いた苗はたいへん丈夫でよく肥えており、花の品種も卑山には無いものばかりで来年が楽しみです。

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エイブ君にも手伝ってもらい作業しました。

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仕分けを終えて苗を車に積んだところで、住職ご夫婦のご招待で昼食に出掛けました。若狭と言えば「若狭牛!」ですね。本来なら若狭湾で獲れた新鮮なお魚といきたいところですが、土仕事で皆さんお腹もペコペコで、一番人気の「若狭牛弁当」を頂きました。本当に御馳走様でした。

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斉藤公一氏・エイブ君とともに

明日には花菖蒲の苗を植えたいと思っています。手間暇かけねば物は育ちませんね!真心いっぱいで頑張りましょう! 和尚には楽な人生など皆無のようです。来年に向けての戦いが始まったようです。満開のお花畑のシーンを想像すれば心もウキウキです。それにしてもお寺に戻った途端に雨となりましたよ。有り難し有り難し。友峰和尚より

第1058話

2016-07-11

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全日本司厨士協会物故者法要 / 大安禅寺にて

全日本司厨士協会福井県本部主催の「物故者法要」が午前11時半より卑山本堂で関係者出席のもと厳修されました。今年で21回目となりましたが、東京より総本部会長の宇都宮久俊様、北陸地方本部会長の小西謙造様はじめ多数の方々が出席されました。

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大安禅寺花園霊苑 全日本司厨士協会物故者供養塔に向かい合掌

物故者法要を始めるきっかけとなったのは、和尚の友人でも有るモンシェルトントン・カトー (福井市中央) の加藤祥師氏とジャルダン (福井市文京) のシェフ・黒味傳氏 とのご縁からです。今日は法要終了後、福井市内の八雲迎賓館で開催された懇親会にも久しぶりに出席しました。このところお盆法要が続いていたため毎日が緊張感の中に有りましたが、夕食を共にしながらの全国各地から来られている司厨士協会幹部方々との懇談も楽しい時間となりました。ハードな毎日の法務が続いていますが、「今やらねばいつ出来る」の座右の銘に添いながら頑張っているところです。

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総本部会長・宇都宮久俊様とともに

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北陸地方本部会長・小西謙造様とともに

さて今、大安禅寺にはアメリカからのお客様が滞在しています。友人皆様のご協力のおかげで和尚の出番はこれまで無かったわけですが、明日は小浜の常高寺様へ花菖蒲の苗を頂きに伺う為、同行してもらう事になっています。しかし「アイ、キャンノット、スピーク、イングリッシュ」でどうやら明日も大変な一日となりそうです。頑張りましょうか! 友峰和尚より

第1057話

2016-07-10

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昨日とは一変してからりと晴れ渡り、気温もぐんぐん上がって30度を超える真夏日となりました。今日は寳勝寺の盂蘭盆会施餓鬼法要が10時半より厳修され、法要終了後には間もなく工事が開始される予定の「ふれあいパーク霊苑改葬工事」の今後の計画内容が関係者から発表されました。今回の工事には㈱ココ・プランニング様始め、地元の㈱豊蔵組様と㈱河原市石材様にお世話になることとなりました。また卑山檀信徒方々の「顕彰碑檀信徒墓地」説明も合わせて行いましたが、三年間に渡った墓地改葬計画もお盆の霊供養をもって最終許可が下り次第、愈々始まろうとしています。ここに来て金沢三か寺の兼務住職としての意義が掴めて来たように思いました。

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盂蘭盆会施餓鬼法要のようす

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寺町・桂岩寺様がご加担下さいました

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㈱ココ・プランニング 中本大資社長様よりご挨拶 / 檀信徒会議 墓地改葬説明会にて

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㈱ココ・プランニングデザイナー 宮崎邦英様からのご説明

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㈱豊蔵組 豊蔵享一社長様よりご挨拶

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檀信徒様へ、区画等に関するご説明

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会議後、昼食を頂きながら個別の御相談会

法要終了後も檀信徒皆様方とゆっくり歓談し、より一層ご法縁を深めて行くような気がしました。本当に有り難いことです。明日からは自坊の盂蘭盆会大施餓鬼会法要に集中して参りたいと思います。供養三昧の日々が続きますが、皆様方も何卒ご先祖御供養を懇ろに修業して頂きたく念じて止みません。8月15日には大安禅寺で盂蘭盆会大施餓鬼会法要が営まれますが、自由にお参りできますので是非皆様ご来寺ください。間もなく子供達は夏休みが始まりますが、大いにお寺の行事に参加いただきたいものです。友峰和尚より

第1056話

2016-07-09

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少林寺盂蘭盆会施餓鬼法要

終日雨模様となりましたが、そのおかげで気温も27度と過ごし易い一日となりました。今日は野町・少林寺で盂蘭盆会施餓鬼法要が午前10時半より厳修されましたが、いつもの年よりも多くの檀信徒の皆様が出席されました。今回で三回目の法要でしたが、時折涼しい風が堂内を通り抜けていく清々しい盂蘭盆会施餓鬼法要となったものです。

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今日の法要には寺町一丁目の桂岩寺様が御加担下さり、素晴らしいお声で維納(お経を唱える人)をされました。昨日の瑞光寺に引き続いてのお盆のお施餓鬼でしたが、明日は寳勝寺での法要となります。

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少林寺檀信徒総代 宮崎寒雉様よりご挨拶

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法話のようす

最近では檀信徒皆様との交流も次第に多くなり、法要後も親しく歓談させて頂きました。お寺の住職の役割には色々あると思いますが、先ずはお檀家様との懇親が一番大切な事かと思います。先祖の御供養とお話しを通して御先祖の生前のお姿をも思い浮かべることが出来ます。少林寺は現在、先住職の奥様が87歳のご高齢ながら寺院を守っておられます。本日は手作りの霊供膳も真前に供えられ、またお掃除も徹底しておられ、本当に頭の下がる思いでいっぱいになります。

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先代住職の御供養も合わせて修業されましたが、奥様にはいつまでもお元気でお過ごしいただけることを念じた盂蘭盆会施餓鬼法要となりました。さて皆様はいかがお過ごしでしょうか? 気候不順の折、どうかくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より

第1055話

2016-07-08

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瑞光寺 盂蘭盆会 / 金沢市本多町・瑞光寺の御堂にて

御釈迦様の根本の教えは「縁起の法」です。言い換えれば「有るがままの実相の法」ともいえます。この月はお盆月。「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の語源となったのはインドの古い言葉・梵語(サンスクリット語)の「ウランバーナ」で、そのまま音写されて盂蘭盆になったと言われています。その意味は「倒懸(とうけん)」、逆さまに吊り下げられた苦しみだそうですが、詳しくは「盂蘭盆会」で検索してください。

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今日は本多町・瑞光寺で10時より盂蘭盆会施餓鬼法要を厳修しましたが、和尚が兼務して今回で三度目の法要となりました。瑞光寺開基・伊藤家の先祖墳墓もこの度立派に新調され、昨年他界された御母堂様の新盆の御供養も修業されました。何もかもが縁起によるお導きです。和尚が兼務する三つの寺院が少しずつ息を吹き返し始めているようです。

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御墓参りのようす

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瑞光寺庫裡にて 和合の茶礼

 

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少林寺盂蘭盆会の準備 / 野町・少林寺にて

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午前中の法要を終え、午後には少林寺の準備に入りましたが、どうか皆様に於かれましても御先祖の霊供養を通して「縁起の法」を実感して頂きたいと思います。「供養するが故に安心有り」です。日々報道されている事件事故や争いのニュースから解放される唯一の時間でも有ります。人々にとって「安心」ほど大切な心は有りませんが、それとて実践なくして得られるものでは有りません。まずは御先祖供養から行動を開始しましょう。一に掃除二に笑顔三四元気におかげさま! 明日は10時半より、少林寺で盂蘭盆会施餓鬼法要が厳修されます。お檀家様には是非お参りください。友峰和尚より

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第1054話

2016-07-07

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昨年度、瑞光寺盂蘭盆会のようす

明日からの三日間は金沢兼務寺院での盂蘭盆会施餓鬼法要が営まれます。明日は本多町の瑞光寺、明後日が野町・少林寺そして日曜日が寺町・寳勝寺となっています。今日はその法要準備の為の買い出しに行きましたが、慣れない買い物にすっかり疲れてしまいました。ブログをご覧頂いている女性の方から「疲れた、歳を取ったなどの言葉は和尚さんに似合いませんよ!」って冗談交じりに言われましたが、しみじみと毎日買い物に出かける主婦の皆様のご苦労を身に染みて感じます。色々経験をしてみて初めてわかる世界が有ると言うものです。

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昨年度、少林寺盂蘭盆会のようす

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昨年度、寳勝寺盂蘭盆会のようす

さて、総じてブログなどは面白い話が良いに決まっていますが、そんなに毎日面白い事があるわけでも有りません。しかしながら面白い事が無くても、ためになる新たな経験が未だに続いています。一昨日に「寶勝寺ふれあいパーク霊苑改葬工事」の最終合意が関係会社となされ、その意味合いからも今年の「盂蘭盆会施餓鬼法要」ほど大切なお盆行事は無いと思っています。和尚の年齢からしても、今回の大事業は和尚の最後の仕事となるかと思います。人生最後の住み家であるお墓の未来志向を見据えた「極楽浄土」を創造させる霊苑でも有ります。人間には生涯を通じて必ず成すべき仕事が有るかと思いますが、お盆のお施餓鬼を前にして祖先の御霊に対し報恩の真を捧げたいと思います。檀信徒の皆様には是非お参り頂きたく心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

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