1月, 2016年

第886話

2016-01-21

最近の女性の理想的男性像が「三高」から「三温」に変わったとか。ビックリポン!です。「三高」って何のことかご存知ですか?「高収入・高学歴・高身長」だそうです。では「三温」とは?「温かい思いやりの心、温かい愛情、穏やかな性格」だそうです。さらにビックリポン!です。

DSC07001 (500x375)

打ち合わせのようす 北陸朝日放送㈱ 北村様とともに

考えてみますと、かつては理想の女性像が「三温」だったように思いますが、如何でしょうか? 時代の移り変わりとともに人々が求めるものも異なってきますが、究極は「愛情」という所に落ち着くようです。理想像は理想像として、果たして「三温」をクリアする男性がその女性の前に現れるかというとなかなか難しい事だと思ってしまいます。そもそも、思いやりも愛情も穏やかな性格も兼ね備えているような男性はやはり魅力のある男性という事になりますから、競争率も俄然高くなると言うものです。和尚が思う「魅力のある人」は、男女を問わず「三つの力」を持った人の事を言っています。即ち「気力・耐力・決断力」の三つの力の事ですが、いずれも「力(パワー)」がキーワードで、この三つを持ち合わせている人こそが「魅力(三力)」のある人だと思っています。男性の深い愛情の底には煮えたぎるようなエネルギー「マグマ」が潜んでいます。そのマグマエネルギーを引き出す愛こそが、女性本来の愛情のような気がします。となると、まずは女性から男性への大いなる情愛の実践こそが、理想的男性に出会えるキーワードであると思います。果たして理想の「三温男子」と出会う「女子力」が今、試されているようです。

DSC06999 (500x423)

さて、昨日に引き続き今日も腰痛療養の一日となりました。まるで時間がストップしたような、不思議なほど静かで心穏やかな休息時間となったようです。友峰和尚より

初春の展示替え

2016-01-20

DSC06989 (375x500)

一月も二十日を過ぎ朝夕は氷点下の冷え込みですが、この寒さが季節どおりで嬉しくも感じられます。寺内ではこのお正月に住職の墨蹟作品も少しずつ展示替えをしました。なかでも「 五猿図 ~一家和楽~ 」は本年申年の縁起の良い掛軸です。

DSC06907 (391x500)

DSC06992 (352x500)老松にぶら下がる「五匹の猿」が、水面に映った満月を取ろうと力をあわせている姿が描かれていますが、このモチーフは「ツキがござる(月が五猿)」の福運をもたらす絵図として古来より描かれているそうです。

DSC06996 (409x500)

「雪深くして百福兆す」

今回の予報で懸念されたほども積もりませんでしたが、やはり冬の北陸に雪は無くてはならないものだと思います。

第885話

2016-01-20

DSC06997 (500x412)

寳勝寺 雪に包まれた中庭

皆様お元気にお過ごしでしょうか? 心配された北陸地方の大雪もどうやら峠を越えたようで、今日は晴れ間も見える穏やかな一日となりました。午前中は兼務寺院瑞光寺での法務にあたりましたが、法務終了後は年末に痛めた椎間板ヘルニアの治療のため川北整形外科医院を訪ね、治療を受けた後は大事を取って休養しました。皆様の中にも長年、腰痛や関節痛で闘病生活をされている方がおられるかと思いますが、和尚の場合は平成6年の涅槃会の準備の折、花団子を作る為に重さ100キロほどある石臼を小屋から一人で運んだのが原因で、その後ヘルニアを発症し、その年の11月から3カ月間入院を余儀なくされました。勿論原因はそれのみではなく、昭和56年の豪雪の雪下ろしや、日頃多くの農作業を通して腰を酷使してきたことも椎間板ヘルニアの原因になって来たと思います。

DSC06988 (500x375)

屋根からの落雪を避ける三角フードが活躍中

DSC06920 (500x445)

もはや尋常ではない腰の今の状況ですが、最後の治療方法である手術を避けて「腰の牽引」という方法でこの20年間、何とか持ち応えてきました。これまでに何度となく立ち上がれない程の腰痛に襲われながらも「牽引方」を信じて腰と付き合ってきたわけですが、現在腰痛で苦しんでおられる方が有りましたら一度是非この「牽引方」を試して頂きたいと思います。腰は身体の「肝心要(かんじんかなめ)」の場所故、極めて丁寧な対応が必要かと思います。どの医学書を見ても、椎間板ヘルニアの治療に「腰の牽引」が最有力であるとは書かれていませんが、和尚の経験からして「腰の牽引」こそが最高の治療方法だと結論付けています。当然のことながら医師の判断も必要ですしブロック注射や痛み止めの薬も必要ですが、それらと組み合わせながらの腰の牽引をすることが自然な形で元に戻す有効な手立てと思います。病状によって治療法は違うとは思いますが、和尚はひたすら「牽引方」で今も尚、腰痛と戦っています。参考まで。話が長くなってしまいましたが、腰痛治療だけはどうやら長~いお付き合いが必要のようですね。友峰和尚より

第884話

2016-01-19

久しぶりに聞いた「バグダン低気圧」という言葉。その言葉通りに、金沢市内も昨晩から一昼夜にかけてものすごい風が吹き荒れました。寳勝寺の看板はことごとく吹き飛ばされ、見るも無残な姿になってしまったため、早朝より看板修復にあたりました。最近の突風は恐怖を覚える程すさまじいものです。

DSC06964 (500x332)

寳勝寺檀信徒総代・須貝様と、片岡経営会計事務所・平馬様とともに

心配された大雪はどうやら回避できたようですが、まだまだ油断は禁物です。それと同時に、心配されていた人気アイドル5人組SMAP解散騒動も一件落着とか。結成25周年だそうですから、メンバーそれぞれに未来に向かっての想いがあって当然だと思います。5人とも40歳前後で人生の転換期でも有りますし、「厄年」という事を考えてみますとそれぞれに独立する年齢でも有るので、起こるべくして起こった事象だったのだと思います。メンバーの皆さんには今後のさらなるご活躍を願ってやみません。

DSC06972 (500x375)

寳勝寺霊苑改葬工事会議 午後一時より

さて、今日は午後より重要な「寶勝寺霊苑改葬工事会議」を控えていたため、天候が心配されたわけですが、御仏の御加護で無事開催できたことに感謝いたしました。これも北陸新幹線開業のおかげで東京―金沢間の運行がなされたためでした。流石に新幹線ですね。

DSC06967 (500x375)

DSC06979 (500x354)

暴風雪の中での、現地調査

DSC06975 (500x375)

DSC06971 (500x375)

今日の会議出席者の皆様は、東京・名古屋・北海道と遠隔地の方ばかりでしたから、大いに心配したところでした。交通インフラの整備は物事をスピーディーに遂行して行くための「打ち出の小槌」のようなものだと思いますね。和尚が時々思いますに、人間の知恵を「打ち出の小槌」に例えるなら、その小槌を振る為の「動力」こそ「命」でありますから、人間としての「尊い命と知恵の使い方」が常に問われていると思います。一度っきりの人生なら尚更の事ですね。限りある時間の中で精いっぱい「命」を生かして使っていく事の大切さを感じ取る毎日です。友峰和尚より

第883話

2016-01-18

DSC06961 (500x375) 寳勝寺 山門の融雪

今日から明日にかけて一級の寒波が本土を通過すると言うので、早速に融雪装置を設置しました。暖冬だからといって油断は禁物で、北陸地方を突然襲った56豪雪の時も前日までは好天気だったのを思い出します。人生須らく先手必勝で、「備えあれば憂いなし」なんですね。禅の言葉に「遅八刻」(ちはちこく)というのが有りますが、まさしくそれで、愚図愚図しているうちに手遅れになってしまうということです。何事も後回しにしないで「すぐにやる」、それが物事をスムーズに進める知恵でも有ると思います。さて、寶勝寺での法務も大切で最近では檀家様との交流も多くなってきていますが、新しい年を迎えて気分も一新しての対応となっています。申年の「申」の意味は「雷」の字から来ているそうです。申年は荒れるというのも恐らくそういう意味合いから来ているのかも知れませんね。

DSC06960 (500x467)

ニュースでは国民的アイドルグループ・SMAPの解散劇がクローズアップされています。この事もあまりにも突然のニュースでしたが、「厄年は鬼門の年」と言う昔からの言い伝えを迷信として片付けないで、ここんところは全員が神社を訪ねて「厄除け祈願」をされるのも一考かと思います。般若心経の最後のくだりに「ギャーテーギャーテーハーラーギャーテーハラソウギャーテー」と有りますように、ぐずぐずしていてはいけません。国民的財産ともいえるSMAPの皆様ですから、今後も大いに活躍して頂きたいものですね。須らく「無事」が一番です。「無事是貴人」 SMAP皆様の無事解決を祈っています。友峰和尚より

第882話

2016-01-17

午前10時より「新年修正大般若祈祷祭」が檀信徒皆様の気合の入った読経の中で厳修されました。この一年の無事を祈願する御祈祷だけに、堂内が揺れるほど勢いのある見事な祈祷祭となりました。早朝には町内の左義長が行われ、正月飾りのお焚き上げに引き続いてのお寺の行事となります。御祈祷後には檀信徒総会が開かれ、会計報告や新年度の事業計画などが発表された後、新年祝賀会となり、和気藹々の内に無事に終了しました。それに致しましてもこの時期に雪も無く、良いお天気の中での祈祷祭に「ビックリポン」でした。

IMG_4957 (500x334)

IMG_4967 (333x500)

左義長のようす / 福井市田ノ谷町

IMG_5009 (500x334)

檀信徒皆様による大般若経転読 / 大安禅寺 修正大般若祈祷祭

IMG_5025 (500x334)

IMG_5040 (500x334)

檀信徒総会並びに年賀式 / 枯木堂にて

IMG_5051 (500x334)

全行事の終了後には、卑山責任役員総代様と今後の事業計画遂行の為の綿密な打ち合わせをしたわけですが、長い人生経験を経て来られた総代様方の良い意見を拝聴でき、本当に有り難いことです。お寺の運営は檀信徒皆様の御法縁と御法愛で支えられて行きますから今後も檀信徒との交流を大切にしていきたいと思っています。

3 (500x334)

大安禅寺責任役員総代様との打ち合わせ / 応接室にて

IMG_5090 (500x334)

㈱いせや 中本会長様ご一行様とともに / 愈好亭にて

夕刻、東京より「株式会社いせや」の中本会長様御一行様が年始に来られ、愈好亭でのおもてなしとなりました。愈々改葬工事が始まる「寶勝寺ふれあい霊苑」の話で盛り上がりました。人と人とのご縁ほど不思議なものは有りませんね。「人は宝なり」です。素晴らしい人との出会いが、人生を豊かにしていきます。明後日は寶勝寺で新年度第1回目の「霊苑改葬会議」が開催されますが、事業の無事なる成就を本日祈願致しました。「念ずれば花開く」 坂村新民先生のこの言葉がグッときたご祈祷祭でした。檀信徒の皆様、本日はご苦労様でした。本年も御法愛の程、宜しくお願い申し上げます。友峰和尚より

第881話

2016-01-16

IMG_4932 (500x334)

明日の10時半より修行される「修正大般若ご祈祷祭」並びに「檀信徒総会」に「年賀会」の準備の為に終日追われました。和尚はと言いますと、情けないことに一昨日からの腰痛治療で休養を余儀なくされましたが、おかげさまで明日は無事に出頭できそうです。「安心してください。頑張って御祈祷に臨みますから」 それにしても妻をはじめ新命副住職や職員そして世話方の皆様には新年早々、心配をかけてしまい、大変申し訳なく思いました。掛かり付けの病院へ行く時も、準備多忙の中を新命副住職におんぶして車に乗せてもらい、送迎から車椅子の介助まで、嬉しいやら済まない気持ちやら複雑至極の心境でした。私の父の晩年、父をお姫様だっこをして病院通いしていた時のことを思い出していました。本当に高齢化社会の進む中で、家族や隣人そして地域の支えが必要となって来ていますが、実際に介護されているご家族皆様のご苦労をしみじみ感じ取ったものでした。昨日、妻が病床に食事や和尚の好物を運んで来た時には思わず「有り難うございます」と丁寧語になってしまい、妻も苦笑いしていました。病院では、先生始め看護師の方に「ルーティーン」風の合掌をしてしまいました。本当に有り難うございました。

yjimage6PD00F93

皆様のサポートのおかげでどうやら明日は大丈夫です。この一年の家内安全・健康安心・万民和楽を檀信徒皆様と共に力強くご祈祷したいと思います。檀信徒の皆様、明日は宜しくお願い申し上げます。「南無観世音菩薩、南無観世音菩薩」友峰和尚より

第880話

2016-01-15

いっきに気温が下がり、辺り一面雪景色となりましたが、実に寒暖の差の激しい今日この頃、天気予報では今後、北陸地方は西高東低のこの冬最強の低気圧が通過するとか。油断は大敵です。今日で松ノ内も終わり、全てのお正月飾りもその役目を終えて収納されました。明後日の早朝には地元・田ノ谷町内の左義長が行われますので、正月飾り物を供養して燃やしたいと思います。

IMG_4918

今日も午前中は、年始のお客様と歓談のひと時を楽しく過ごしましたが、立春を目前にして企業経営者の皆様はいよいよ本格的に始動されているようです。和尚も明後日に「大般若祈祷会」を控え、準備をしようと気合いを入れた矢先、持病の椎間板ヘルニアが再発し、あえなくダウン! 新命副住職に支えられながら、病院行きとなる始末。このところの急激な冷え込みと、お寺特有の湿気の影響なのでしょうか。なんとか明後日の行事には出頭したいと念じています。本当に、「腰」は人間の「要」なので、一度ゆっくり治療に専念したいと思っています。さて、皆様はいかがお過ごしでしょうか? インフルエンザが流行の兆しを見せているそうですから、お風邪には十分に気をつけてお過ごしください。今日は腰痛の話でごめんなさい、和尚もどうやら日々のメンテナンスが不可欠となってきたようです。明後日の行事には皆様、どうぞオコシ下さい。お待ち申し上げております。友峰和尚より

第879話

2016-01-14

IMG_4899

昨年、松平宗紀様から卑山に寄贈を受けた御手製の越前焼大壺を収納する桐箱が完成し、本日、越前松平家管理事務所顧問の三谷様が持参してくださいました。ご当主の箱書き付きで、とても立派なものです。またひとつ、新しい宝物が卑山に収蔵されました。

IMG_4900

IMG_3950 (500x333)

現在、正面玄関の上りにその大壺を使って家内が正月のお花を活けて有りますが、本当に堂々とした風格のある大壺です。この17日には「大般若祈祷会」が修行されますので、その節には是非ご覧頂きたいと思います。
IMG_4900
一月もあっという間に中盤に入ってきましたが、毎日色々な出来事が報道されるにつけ、ひとときも安閑として心の休む間もないほどです。すでに今年の出来事として記憶されていくような事件や事故が発生していますが、17日の大般若祈祷会では、この一年の皆様の無事と五穀豊穣・国家安寧を祈願したいと思います。何事も人々は祈りが大切かと思います。自分の無事を祈るもさることながら、周りの人々の平安が有ってこその自分の無事ですから、檀信徒皆様と共に祈願したいと願っています。さて、午前中には檀家様の年頭回礼(お正月諷経)に新命和尚と出掛けましたが、こちらも御先祖の御供養と家内安全のお参りであり、家族揃っての参加で心が安らぐものでした。年毎にお家の中に新しい生命が加わっていく様も嬉しいものです。まもなく立春を迎えますが、皆様と共に心安らかに春を迎えたいと日々念じて止みません。友峰和尚より

第878話

2016-01-13

IMG_4891

国民的アイドルグループSMAPの解散がトップニュースとして早朝に流れましたが、グループ全体の平均年齢が42歳前後という事で、後厄や本厄、前厄と、人生の転機を迎えての一大発表となったようです。解散についての理由は分かりませんが、「申年は荒れる」との前触れのような出来事でした。

IMG_4896

兎に角それぞれに実力を持った個性豊かなスターですから、今後も大いに活躍されんことを願ってやみません。このところ、昭和40年代頃に活躍された演歌歌手の登場する番組が急激に増えて来たように思いますが、近年若者のテレビ離れを意識しての「後期高齢化社会向け」の番組編成といった事なんでしょうか? 今や3D映像時代!アナログ時代に心の安らぎを求めようとしているのかも知れません。

IMG_4880

藤田通麿様とともに 年賀の御挨拶

お正月に姉妹の孫がやって来て、NHK朝ドラ「あさが来た」のテーマソング・AKB48が歌う「365日の紙飛行機」を振付つきで見事に歌ってくれましたが、もはやテレビは観るものから演じて見るものに変わりつつあるようです。何もかもがイノベーションの時代、SMAPが解散しても何ら不思議では有りませんね。そのうちバーチャルリアリティー映像で彼達の姿を鑑賞できることになると思います。

IMG_4890
さて、その「365日の紙飛行機」の曲を聞きながら、本日も沢山の干支色紙を描き続けました。まもなく節分を迎えますが、卑山・大安禅寺を支えてくださる多くのスポンサーの皆様に感謝の心を込めて謹呈したいと思っています。飛んで行け!飛んでみよう!飛んで行け!飛んでみよう! 和尚の心は未来に向かって飛んで行きます!友峰和尚より

« Older Entries Newer Entries »

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870