9月, 2015年

第746話

2015-09-03

FullSizeRender (1)「滋賀北陸教区・御詠歌講習会」

四季の景色の美しい日本! 特に、山並みの杉木立群の美しさには圧倒されるものです。今日のように小雨が降るなかでの靄(もや)のかかった山間を走り抜ける高速道路沿いの山々の景色は、日本特有でなんとも心癒されながらのドライブコースと言えるようです。また、金沢方面へ向かう高速道路から眺める日本海の景色も素晴らしいものが有ります。高速道路でのわき見運転は危険と承知で安全運転を心掛けながら、初秋の風情を堪能しながらのドライブでした。

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午前10時半より開催された「滋賀北陸教区・御詠歌講習会」に本部長として参加したわけですが、100名近い御婦人方々の参加となり、堂内一杯に響き渡る御詠歌の奉詠は法悦に満ち満ちていました。毎年の講習乍ら、真剣に取り組む御詠歌部の皆様の姿勢に頭の下がる思いがしました。皆様にも是非いちど聞いて頂きたいものですね。

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「いまどき御詠歌ですか?」なんて、時代遅れのように言われる方もおられますが、枯淡な響きの中にこそ心の安心を得ることが出来ますから、逆に申せば、いまだからこその御詠歌だと感じます。「クイック、ライフ」の現代社会、落ち着く間もなく次へと向かっていきます。たまには時間を止めて、古典のリズムに耳を傾けるのも風流というものですね。皆様の中で御詠歌にチャレンジされたい方は大安禅寺にお申し出ください!

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さて、ブログを御読み頂いている皆様はいかがお過ごしでしょうか? 九月は「長月」とも言いますよ。秋の夜長を存分に、心の癒しの時間に使いたいものですね。実に気持ちの良い季節を迎えようとしています。坐禅の季節でもあるようです。友峰和尚より

第745話

2015-09-02

2020年・東京五輪国際オリンピック・エンブレムが白紙撤回となりました。いわゆる一番の目玉であるシンボルマークの白紙撤回は、大きな波紋を広げています。この「エンブレム」という言葉も最近はよく使われるようになりましたが、以前は「シンボル」という言葉で表現されていました。その意味は、記章、標章、紋章のことで、それならばはっきり「大会紋章」と言ったほうが分かりやすいですね。とにかくこのような問題は、一連の関係者の誰が最終責任者なのかがはっきりしていない所に原因が有ると思います。どのようなイベントでも必ず、最高責任者がいて初めて成功の道が開けるというものです。国立競技場建設の問題のように、もし、総理大臣が常に最高責任者だとしますと今後大変なことになりますから、それぞれの組織の責任者が大いに頑張って良い方向に結果を出して行って頂きたいものですね。NHK大河ドラマの毛利敬親の口癖を借りるなら、「そーせい」って、きちんと命令と責任を持てる人が出てきてほしいものです。諺に「禍を転じて福となす」、もっと良いエンブレムが登場することを期待したいものです。

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和尚は、しばしの休息も終了して再び仕事モードに入っています。「俺がやらねば誰がやる 今やらねばいつ出来る!」 やはり責任感を持ってやらねば何事も成就出来ないですね。「エンブレム」のニュースは和尚に大いなる勇気を与えてくれました。他人ごとでは有りません、常に自分の事と捉えて「オリジナリティー」の人生を歩んでいきたいものですね。和尚は和尚らしくあれ!!って感じ。友峰和尚より

第744話

2015-09-01

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ずいぶんと朝夕が涼しくなってきて、一辺に初秋を感じさせる気候へと移り変わった感が有ります。そんな爽やかな禅寺の一室から響き渡る、御詠歌を唱える御婦人達の声も、秋の到来を感じさせるに十分な雰囲気を醸し出していました。滋賀県長浜市・良疇寺で明後日に開催される「教区ご詠歌講習」の練習のため集まった卑山御詠歌婦人部も結成後10余年の歳月が流れましたが、妻の指導のもと今日まで実に熱心に練習を続けて来られ、今では卑山の行事に欠かせない存在となっています。

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「日々好日」

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「無」

歳を経るほど声を出す機会も少なくなって行くなかに有って、御詠歌を唱える効果は健康管理の面でも良いと思われます。と言いますのも、御詠歌に参加されている御婦人方々の溌剌とした美声は勿論のこと、一向に衰えることのない皆々様の美貌にも感心するものです。やはり、声を出す事の意義は色々な面で効能が有るようですね。

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明後日の講習会には和尚も連合会長として出席いたしますが、約200名近い御婦人方の唱える御詠歌は荘厳なものです。休憩時間に皆様としばし慰労のお茶をしましたが、笑い声の絶えない会話が続いたものでした。最近では「二部合唱」の新しい楽曲もできて、練習も熱のこもったものでした。大安禅寺御詠歌婦人部の今後益々のご活躍を願ってやみません。「慈悲の峰 よろずよ松の大安寺 法の御声は永遠につきせん」友峰和尚より

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