1月, 2015年

DM折込を作っています。

2015-01-11

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日曜日のため工事はお休みとなっている本日は、朝から山門前の門松を片付け、午後は今春から本格的にスタートする住職法話のパンフレットを作成していました。「楽く楽く法話!」というタイトルの如く、楽しい雰囲気にしたいと思っておりますが・・・

DSC01603時間の経過と共に変化しづつけております。すでに没となったパターンも数種、静かな寺内での静かな作業です。明日も引き続き頑張って参ります。

 

第511話

2015-01-11

「正月」と呼ぶのは”心を正す月”という事からなったそうで、本日10時より開催された「修正大般若祈祷会」の意味も同じくして心を正しく修める祈祷という事になります。大般若経全六百巻を転読するわけですが、檀信徒皆様と共に御祈祷する寺は全国広しといえども卑山のみではないかと思います。7時から行われた町内の左義長(どんどやき)の御祈祷に引き続いての行事でしたが、檀信徒皆様の気合の入った転読は、毎年のことながら有りがたく思うものです。

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午前7時から行われた左義長の様子 / 福井市田ノ谷町

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 大般若祈祷会の様子

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 檀信徒皆様による大般若経転読

大安禅寺に保存されている大般若経全六百巻は創建当初(1658年)の物で極めて大切にされてきただけに、この300年間、檀信徒各家代々に渡って連綿と御祈祷を受け継いでいます。その御利益あってか、愈々本年度より、大安禅寺の諸堂大修復工事が開始されようとしています。「真理を行ずる者には必ず仏天の加護がある」との御利益の結果なのかもしれません。「石の上にも三年」という格言が有りますが、和尚的には「石の上にも300年」といった方が納得がいきます。一年や二年また十年や二十年で物事が成就できるとはとても思えません。先祖代々、長い長い歴史の中で、我々の思いも命も引き継がれていくものだと思った本日の大般若祈祷会でした。

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檀信徒総会ならびに御年賀式の様子

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檀信徒の皆様、本日は本当にご苦労様でした。友峰和尚より

第510話

2015-01-10

今年成人式を迎える新成人数は126万人で、昨年より初めて5万人多いそうです。このところ少子化問題がクローズアップされている中での増加報告ですから少々嬉しいニュースという事でしょうか。「子は国の宝なり」ですから、国の未来を担う大切な若者でもあります。

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それにしても、まだまだ人口増加現象には程遠い数字で、和尚の生まれた昭和23年は300万人を超えた時代、いわゆる団塊の世代といわれる時代で、数が多いことはやはりお互いに「切磋琢磨」した時代でもありますから、「活気世代」でもあったと思います。何かと最近は「コンパクト社会」と言われ続けているようですが、これも少子化に端を発しての言葉なのかもしれませんね。さて、126万人の成人を迎える皆様にはこころからお祝い申し上げたいと思います。長い人生の中で最も大切な儀式でもあり、社会人として大いにご活躍くださることを切に願いたいと思います。

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大安禅寺の御本尊 聖十一面観世音菩薩立像

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修正大般若祈祷会にて転読される、歴史有る経本

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大安禅寺の方では、明日は修正大般若祈祷会が開催されます。この一年の無事を心を込めて御祈祷申し上げたいと念じています。友峰和尚より

第509話

2015-01-09

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金沢市野町の少林寺様の本堂をお借りして、寳勝寺檀信徒様よりお申し出のありました新年のご先祖供養とご祈祷を致しました。返す返すもご先祖様の御供養ほど大切なものはないと思います。じぶんが今日あるのは偏に祖先の御徳のおかげと、ただ感謝あるのみです。ご供養の意味は多義にわたると思いますが、究極「報恩謝徳」に尽きると思います。長いようで短い人生、日々無事に過ごせたならば、これはもう父母並びに祖先の恩のおかげとしか言いようがありません。

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少林寺奥様と (500x375)

少林寺御奥様との新年のご挨拶 / 少林寺応接間にて 

「おかげさま」の心をご供養を通してご先祖様にお伝えするのが「ご法要」です。ところで生前にどれだけ父母に感謝できたかと言えば本当に冷や汗の出る思いがします。だれもが思い当る事だと思いますが、歳を重ねて漸くわかる父母への感謝の思いなのかもしれません。最近、今は亡き両親の位牌の前に立ち「ごめんなさい、ごめんなさい」「口答えばかりしてごめんなさい」と反省の弁仕切りの和尚の日課。無言のままの両親の遺影なれど何処か微笑んでくれているように思えるこの頃です。友峰和尚より ・・・・(それはあなたの思い込みというものですよ!母より)

第508話

2015-01-08

松の内を終え、「心機一転!」と言いたいところですが、体はどんよりと重く、どうやらこのところの気象の変化にも影響されているようです。暦の上では「小寒」を過ぎているわけですから、老体に無理がかかるのはやむを得ない事実ですね。さて、金沢・寳勝寺の本堂屋根修復工事も年明けより急ピッチで進んでいます。

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嗚呼!なんて素晴らしいんでしょう! ピカピカの黒瓦が整然とずらりと葺かれている様には一種の安堵感を覚えます。「畳となんとかは新しい方がいい!」なんて言葉を聞いたような聞かなかったような? 畳は別として、屋根瓦の新調は手放しで嬉しいものです。これまではジグザグで、軒先は折れて瓦がお辞儀しているような状態でしたからね。「泣き顔」から一変して「笑顔」になったようなイメージです。

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「メンテナンス」という言葉がありますが、人生もまた総じて「メンテナンス」が大切かと和尚は思いますね。常に「修復、補強」です。早め早めの「メンテナンス」こそが生き延びる秘訣というものです。ところで和尚さん「メン」て「なんすか?」・・・わかってないね!? 友峰和尚より

宝勝寺 本堂屋根修復 2015/1/7

2015-01-07

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 式台工事の打ち合わせをされているようす

1月も7日を過ぎ、宝勝寺の第二期修復工事は着々と進められています。まもなく式台と御手洗いの工事が始まるとのことで、今日はその打ち合わせが行われていました。いよいよ庫裡側も工事現場となりつつあります・・・。

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 DSC01557 (500x375)屋根は今後、瓦を取り付ける作業が始まるとのことです。

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 寺の周りに巡らされた足場を通り、本堂正面側の屋根のほうへ向かいますと・・・

DSC01562 (500x375)このような状態になっています。

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新古混合の材木 狭く細い足場を軽やかに移動する大工師の皆様

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霊園の前に、新しい瓦が積み上げられています。

 

 

第507話

2015-01-07

昨年暮れ頃から脇腹が痛みだし、はじめは胃でも悪くしたのかと胃薬を飲み、腰の痛みから来るのかと痛み止めを飲んだりしても一向に良くなる気配がなく、その原因を自分ながらに模索中でした。そんな折、卑山・大安禅寺の鎮守山王社に新年のお参りに行きましたらなんと社内は水浸し。何事かと外に出て屋根を見上げたところ、先般の大雪で折れた太い枝が御社に突き刺さっている状態で、そこから雪解けの水が容赦なく社内に降り注いでいる惨状でした。

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鎮守堂の屋根に突き刺さった倒木

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鎮守堂の屋根から、礼拝所を見下ろす風景

これは一大事と早速に梯子とスコップ、瓦にブルーシートを用意して補修工事にあたったものの、足場も悪く危険を察知して工事を中止し御用達の工務店に電話したところ、ほどなく瓦屋さんが来て下さり一件落着! すると、今まで痛んでいたはずの和尚の脇腹の痛みがスーッと引いて行きました。アーラ不思議、あら不思議!? さて皆様はこのような出来事を信じますか? それとも偶然と思いますか? 「あなたの知らない世界、世にも奇妙な物語」なのでしょうか? このような事は不思議でも奇妙でもありません。和尚にとりまして、卑山の鎮守堂は自仏堂的存在でありますから常にお参りしているわけですが、今日は本当に痛み入りました。「天地(あまつち)や 無言の経を 繰り返し」という二宮尊徳先生の言葉が有ります。さてさて自然からの「無言」のメッセージをどのように受け取ってどのように対応していけるかが自分の健康や命のあり方に深いかかわりを持っているようですね。友峰和尚より

第506話

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新命副住職の新年の檀信徒各家お参り「年頭回礼」が続いていますが、今日は二人で中村家のお参りに行ってきました。お仏壇が新年の装いできちんと整えてあり、実に気持ちの良いものです。たまにたまにですが、あるお宅さんではお盆のお参りの時など突然尋ねますと見事なお花がお供えしてあると思いきや、お正月飾りがドライフラワー化していたなんていうこともありました。そこで前もってお参りの時間を必ず伝えるようにしてからは、そのようなハプニングはぴたりと無くなったものです。鏡餅も明日までですが、最近では15日ぐらいまで飾られているお宅も増えてきました。家族揃って御先祖の御霊の供養をする姿はなんとも心温まる風景ですね。

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街中は急に動き始めた様相で、いよいよ平成27年が始まったようです。和尚の法話も3月より金沢・寶勝寺で始める予定ですが、法話のタイトルをどのようにしようかと思案しています。今のところ「友峰和尚の楽く楽く法話!!」で始めようかなと思っていますが、なにか良いアイデアが有りましたらご一報くださいね。ここに来てようやく明るい兆しを見せ始めた日本経済界! さて皆様はどのように感じておられますか? 和尚の法話が景気の牽引役となるように願っています。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」が始まりましたが、激動の幕末から明治新政府誕生までの人間ドラマ。いつの時代でも歴史の主人公は人であり、心であることを自覚した第一回目放送でした。友峰和尚より‏

第505話

2015-01-05

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大安禅寺の参道を除雪中

「備えあれば憂いなし」「先手必勝!」などなど、北陸に住む者にとって厳冬を乗り切るためには絶対不可欠の格言です。それに加えて「油断大敵」でしょうか。一難去ってまた一難、明日から再び大雪になるとの天気予報でしたから、次の降雪に備えて現在の残雪を溶かしておかなければと、好天気の午後から除雪機を使っての作業となりました。文明の力はお寺にとっても実に有りがたい存在です。

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「看よ看よ!この除雪車の働きを!」 しかしながら何事もそうですが「タイミング」が大切で、除雪するにしてもタイミングを誤ると大変な作業となってしまいますから、そこんところは長年の経験がものを言うというものです。さて、午前中には新命和尚と分担しての年頭回礼に出ましたが、久しぶりに卑山の責任役員総代様・上田家にお参りに出かけました。年頭のお参りは一家揃っての読経となり、真に有りがたし有りがたし。

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読経後は上田様ご自慢の手打ち蕎麦に奥様の心の篭った御手料理を頂きました。流石にブログではお味までお届けできないのが残念です。趣味で御蕎麦を打たれる方も多いと思いますが、上田さまの手打ち蕎麦は出汁作りから始まり薬味に至るまで実に完全無欠です。写真に撮ってみましたが、御蕎麦は二種類の手打ちソバにてこれまた完璧でした。本当に御馳走様でした。

「新年の 読経親しむ 手打ちそば」友峰

一句出来ました。御蕎麦を頂きながら上田総代様と久しく広範囲な話題で花が咲いたのは言うまでもなかった正月5日目でした。友峰和尚より

第504話

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「笑う門には福来たる! 怒る門にはホスピタル!」って調子でお正月4日目を過ごしましたが、和尚的には例年に無いほどの、のんびり・ゆっくりで過ごすことが出来ました。と言いますのも、何か昨年までのお正月とは違った感覚を感じ取っているのです。アベノミクス効果が元旦より現れ始めたというのでしょうか。やはり景気が良くなる兆しというのは、周りの景色から良い気を感じ取ることだと思いますから、その意味ではなんとなく明るい気配を感じ取っています。真に不思議な現象です。特別自分が浮かれているわけでもないのに、お正月にお会いする方々からは福気を頂いています。なるほど!!なるほど!!「笑う門には福来る!」の通り、なぜか体の中から笑いが自然に生じてきます。お笑い番組に影響されたわけでもありませんよ。今年はきっと、福の神様が和尚の体に宿ったに違い有りません。

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さてさて「何が出るかはお楽しみ、ハイ、ハイハイハイ お楽しみ!」そういえば随分と久しぶりに大休息をした感覚が有りますね。お正月は神様がくださる「強制休息日」なんだと。初めて、笑う事の出来る健康状態は大休息によって生じるのだと知りました。友峰和尚より

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