6月, 2014年
やまあじさい”七段花”
土曜日の寺カフェです。
最近では地元の方も来て下さるようになり、有難いことです。
観光客では、年齢層は若い学生さんや20代カップルが多いのですが、地元からは御年輩女性の方々にご好評頂き、リピーターも増えて参りました。カフェとしている室間には日頃ご紹介している季節の花々をたくさん生けていますが、それも女性陣の心を掴んでいるようです。
そんな折、お客様が「七段花(しちだんか)が生けてあるわね。」と花瓶を指さして言われるので、お聞きしたところ、
この、青い山紫陽花のことを ”七段花” と呼ぶそうです。江戸時代の文献にも残っているものが、一時代は失われて”幻の紫陽花”と言われていたと教えてくださいました。寳勝寺の中庭では、見事に満開になっています。
引用・・・江戸時代、シーボルトが著書『日本植物誌(フロラ・ヤポニカ)』で紹介しましたが、その後、日本人のだれもがその実物を見た人がなく、”幻のアジサイ”とよばれて長い間さがしつづけられていました。ところが、昭和34年(1959)に、たまたま六甲ケーブル西側で神戸市立六甲山小学校の職員が、発見し採取しました。それはシーボルトが紹介して以来約130年ぶりになります。「シチダンカ」は、ヤマアジサイの品種で装飾花が八重になったもので、質素な野生味のある花で江戸時代から栽培され、茶花などに使われていました。江戸時代に、星型に咲くヤマアジサイの八重のものを「七段花」と呼んでいたものが失われて幻の花となったそうです。
お花を学んだことと共に、お客様と近しく交流できた事もとても嬉しく、私も”七段花”の大ファンになりました。寳勝寺の木は大きく青々と茂り、これまでも大切に育てられて来たことが伺えます。真夏の季節も水やりを欠かさず、大切に継承していきたいと思っています。
第308話
午前中より「身体を癒す一日~みんなの保健室とカイロプラクティック体験~」が行われました。日ごろから一度体験してみたいと思っていましたが、今日は新命和尚の発案で初めて卑山において実施されました。和尚も腰痛持ちの為、早速に体験ということで施術を受けたわけですが、なるほどカイロプラクティックの良さの一端を体験できました。人間は360の骨節でできていると言われます。長い人生の間には骨のゆがみが生じてくるのも無理からぬ話ですね。
今日はほんのさわりの部分だけの体験でしたが、施術を終える頃には体全体がすっきりした感じでした。和尚のようにもはやスクラップ寸前の身体状態では効果も望めないと思いましたが、どうしてどうして、結構効果有りと感じ取ったものです。どうぞ皆様もいちど、カイロプラクティックを体験してみてください。このような企画はお寺では初めてでしたが、体の健康と心の健康は一体のものですから、今後も大いに続けていってほしいものです。
大安禅寺檀信徒の古賀恭輔様と、三上裕輔様、お母様がご来山下さいました。
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土曜日ということや、また和尚のブログの呼び掛けに応えてくださっているかのように、今日も多くの友人が来て下さいました。嬉しいですね。明日は愈々、御茶席も最終日を迎えます。文房流晴心会野口翠智社中の皆様による生け花展とお茶会です。ぜひご参加ください。
日曜日の過ごし方は皆様それぞれに工夫されていると思いますが、和尚が最近つくづく感じるのは”体のこわばり”ですね。なるほど筋肉は常に動いていての働きです。じっとしていればどんどん硬直していくような気がします。自分で自分の体をいたわることがどんなに大切なことか、しみじみ思いますね。やはり自分の体は借り物です。日頃からの入念な手入れが必要ですね。本日は「身体を癒す一日」がイベントのテーマでした。本当に、和尚にとって反省も含めて有り難い一日であったようです。友峰和尚より
第307話
富山県魚津市より、石川雅朗様・貴佳子様ご夫妻が花菖蒲祭へ御来山くださいました。 |
「うどん大好き!」とは、富山県魚津市にお住まいの石川製麺株式会社会長・石川雅朗さまの御言葉ですが、今日は奥様と大安禅寺を訪ねて下さり、自社製品の麺類と奥様手造りの玉ねぎを頂きました。 以前寳勝寺に来られた時に、会社のキャッチフレーズとして「うどん大好き」を掲げていると聞き及んで、半切にその言葉を書いて差し上げたところ、今回、表具されて持参されたため早速に箱書きをしてお渡ししました。そもそもお遊びで書いたもので、まさか表具されるとは思ってもみませんでしたから嬉しいやら驚くやらで、今後、床の間に飾って置くそうですよ。まあまあそれならばと記念の写真を撮りました。今後うどん大好きの方が増えることを願っています。 さて、今年は花菖蒲祭第2週目に生けてくださった未生流福井支部の皆様の撤花が有り、終了後、社中の皆様と無事終了の和合茶礼をしました。本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
田作美枝甫先生(最左) はじめ 皆様とともに |
山口啓甫先生(最右) はじめ 皆様とともに |
長きに渡る御法縁を頂いているわけですが、素晴らしい生け花がお寺全体に活け込まれ多くの御霊もさぞかし喜んでおられたことと思います。眼に見える世界と心で思う世界との掛け合いですね。お寺は多くの方々の心の安住の場所ですね。歴史、伽藍、法悦等にふれ、こころが洗われる場所でありたいものです。
永年、御法縁を頂いております田川悦男様ご夫妻がご来山下さいました。 |
いよいよ花菖蒲祭も終盤に差し掛かってきました。和尚も事故の無いように気を引き締めて頑張って行きたいと思います。重ねて皆様のお越しをお待ち申し上げておりますぞ。 そうそう和尚もうどん大好き!人間です。 早速に頂きたいと思います。友峰和尚より
第306話
第305話
大安禅寺と寳勝寺のホームページ&システム管理をして下さっている増田さまです。
寳勝寺でも・・・
寳勝寺に帰って参りました本日です。
山門の前庭では、大きな花菖蒲が開花していました。
金沢市内の多くの家々では、「和」の園芸植物がたくさん育てられています。
朝夕はさみを携えて熱心に庭に出ている愛好家の皆様をよく見かけますが、さすがに花菖蒲はありません。
現在、寺の山門から入口にかけては珍しい品種の鉢植えが並べられており、街の方々にも愛でて頂いています。
サッシ工事中の中庭にも・・・
先日から、サッシの取り替え工事が行われています。
寺町在住の大工さんが来られ、ただいま工事進行中です。
連日、草木花の開花をお伝えしていますが、庫裏側では住職お手植えの”茄子”の花が咲きはじめました。
花菖蒲・紫陽花とともに、茄子も梅雨の紫花だったのだと再認識です。
大安禅寺・花菖蒲祭へお伺いしました!
休寺日となりました本日は、休暇をいただき福井・大安禅寺の花菖蒲祭へお伺いしました。
曇り空で時折涼風が吹きこみ、絶好のお花見日和です。
平日にもかかわらず、観光バスと自家用車で駐車場は満杯でした。
いつお参りしても、清浄な空気に満ちた境内です・・・
ご挨拶させて頂きました後、さっそくに花菖蒲園へ。
たくさんの品種が咲き、ただいま見頃です!
八ッ橋の入口では、来園者をお迎えする真紫の花菖蒲が咲き誇っていました。
きれいです!
続いて、奥様が作庭され、今年から開園されたバラ園へ。
贅沢にも、オーナーである奥様がご案内してくださり、丁寧なお花の解説に聞き入りながら、ひとつひとつゆっくりと鑑賞させて頂きました。
真紅やピンク・薄黄色など。
写真以外にも、まだまだたくさんの品種が植えられています。日本はもちろんフランス・アメリカ・ドイツ原産とお国柄によって花形も違い、とても見ごたえがあります。バラのほかにも、クレマチスやハーブ、なつゆきかずらなど初夏の花がたくさん!
花菖蒲園や境内を巡るように育てられている紫陽花も、
見事に満開になっています。
山から降りてくる涼風と爽快な青色で、
梅雨の暑さを忘れるひとときでした・・・。
山と緑と花とお寺、
その後、帰宅してからも空中庭園を散歩しているような清々しい心地です。
本当にありがとうございました。
皆様もぜひ、大安禅寺花菖蒲祭へ御参拝ください。
花菖蒲もバラもたくさんのつぼみがついていましたので、まだまだ見頃が続くことと思います。
第304話
第303話
ステキなお手紙を頂きました。
寺カフェに、一通のお手紙が届きました。
御手製デコレーションの素敵な封筒です。
送って下さったのは、2週間ほど前に寺カフェへお越し下さった小松市在住のご夫婦でした。
石川県立美術館へ「日展」を見に行かれた帰り、なにげなく立ち寄られたそうですが、寺カフェを大変気に入られ「良いご縁を得ました、また伺います。」と言ってくださったのがとても嬉しく印象的でした。
お手紙の最後には、”宝勝寺と寺カフェをお守りください”と有り、本当に身の引き締まる思いです。
さっそくに、お返事申し上げたいと思います。
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